サードプレイス―コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」

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サードプレイス―コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」

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  • サイズ B6判/ページ数 480,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622077800
  • NDC分類 361.78
  • Cコード C0036

出版社内容情報

今日のコミュニティ論におけるキーワード「サードプレイス」。その社会学的概念と意義を論述し、広く一般に知らしめた本の待望の邦訳

今日のコミュニティ論におけるキーワード「サードプレイス(第三の場)」。第一の場=家、第二の場=職場・学校の中間的位置にあり、そこでは役割を持たない匿名の人としてもふるまえて、くつろげる場所のこと。具体的には、町の飲食店だ。この概念の社会学的意義を論述し、広く一般の人々の賛同を集めた著書の待望の邦訳。解説は、マイク・モラスキー氏。

はしがき
第二版へのはしがき
謝辞

序論
第?T部
第1章 アメリカにおける場所の問題
第2章 サードプレイスの特徴
第3章 個人が受ける恩恵
第4章 もっと良いこと

 第?U部
第5章 ドイツ系アメリカ人のラガービール園
第6章 メインストリート
第7章 イギリスのパブ
第8章 フランスのカフェ
第9章 アメリカの居酒屋
第10章 古典的なコーヒーハウス

 第?V部
第11章 厳しい環境
第12章 男女とサードプレイス
第13章 若者を締め出すということ
第14章 めざすは、よりよい時代……と場所

解説(マイク・モラスキー)

 註
参考文献
索引

内容説明

居酒屋、カフェ、本屋、図書館…情報・意見交換の場、地域活動の拠点として機能する“サードプレイス”の概念を社会学の知見から多角的に論じた書、待望の邦訳。

目次

第1部(アメリカにおける場所の問題;サードプレイスの特徴;個人が受ける恩恵;もっと良いこと)
第2部(ドイツ系アメリカ人のラガービール園;メインストリート;イギリスのパブ;フランスのカフェ;アメリカの居酒屋;古典的なコーヒーハウス)
第3部(厳しい環境;男女とサードプレイス;若者を締め出すということ;めざすは、よりよい時代…と場所)

著者等紹介

オルデンバーグ,レイ[オルデンバーグ,レイ] [Oldenburg,Ray]
1932年生まれ。アメリカの都市社会学者。西フロリダ大学社会学部名誉教授。州立マンカト大学(現・ミネソタ州立大学マンカト校)で英語と社会科の学士号、ミネソタ大学で社会学の修士号および博士号を取得。ネヴァダ大学、州立スタウト大学(現・ウィスコンシン州立大学スタウト校)、ミネソタ大学を経て1971年から2001年まで西フロリダ大学で教鞭をとる。過去には小学校・中学・高校の教諭や米国陸軍医療部隊の歯科技工士として働いた経験もある。“サードプレイス”づくりに取り組む国内外の行政や企業、市民のコンサルタントとしても活躍

忠平美幸[タダヒラミユキ] [Molasky,Michael]
1962年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学図書館司書を経て現在は翻訳者

モラスキー,マイク[モラスキー,マイク]
1956年アメリカ・セントルイス生まれ。シカゴ大学大学院東アジア言語文明研究科博士課程修了(日本文学)。学術博士。専攻は戦後日本文化史。ミネソタ大学アジア言語文学部教授、一橋大学社会学研究科教授を経て、2013年9月より早稲田大学国際学術院教授。日本の戦後文化、ジャズやブルースを中心とする音楽文化論、東京論、そして喫茶店や居酒屋のような都市空間をテーマに研究活動を行う。著書に、『戦後日本のジャズ文化』(青土社、2005/サントリー学芸賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

29
職場でも、家庭でもない第3の場所、それがサードプレイス。自らの義務的な役割から解放されて、一個人として寛げる「とびきり居心地が良い場所」のことだ。米国は中流階級の郊外化が徹底された為に、こうした場(英国のパブ、フランスのカフェ、コーヒーハウス‥‥)ないと著者は嘆く。解説によれば、日本で言えば、居酒屋がこれにあたるだろうという。しかし、今はコロナ禍によって、そんな場が揺らいでいる。将来的には、オンラインのコミュニティやサロンがこうした役割を担っていくのではないかと思っていたが、これで実現が早まりそうだ。2021/01/31

katoyann

17
家庭や職場とは異なる「インフォーマルな公共生活の中核的環境」(56頁)をサードプレイスとして規定し、その社会的価値を評価した都市社会学の研究エッセイ。背景にはアメリカの郊外型住宅都市の殺伐とした風景に対する問題意識がある。郊外型家族は、仕事と職場を往復し、買い物はショッピングモールで済ませ、祝い事は家の中で行う。その一方で1950年代頃までは存在していたコーヒーハウスやバーといった、コミュニティの中で社交を楽しむ場所が失われ、生活が空虚になったと慨嘆する。消費資本主義社会批判の本として面白かった。2024/03/19

Nobuko Hashimoto

17
一人でいられる家と職場(学校)以外の場所みたいな使われ方が広がっているが、オルデンバーグが主張しているのはむしろ逆。そこに行けば誰かとゆるやかに交流できる、新しい出会いがあるかもと期待させる場所が、まちのそこここにあることが個人にとっても社会にとっても大事だと言っている。誰もが立ち寄れる場所と言いつつ、働き盛りの男性目線に偏りがちなのは解説でモラスキー氏も書かれているとおりだが、それでもたくさんの示唆に富む一冊。いまの日本社会での事例としては日本建築学会編『まちの居場所』が良いヒントを与えてくれる。2016/02/13

スイ

15
『インフォーマルな公共生活がないために、国民が仕事と家庭生活に寄せる期待は、職場や自宅で対応できる限度を超えて増大した。家庭内と仕事の人間関係によって、足りないものをすべて補充し、コミュニティをもたない人びとの抑制された生活様式に欠落しているものの大半を供給せざるをえない。』 家庭でも職場でもないサードプレイスが、個人も地域も社会も助けるというのは私もぼんやりと思って来たことなのだけど、その必要性をとことん語っている本。 特徴的なのは、基本的にはサードプレイスはいわゆる飲み屋を想定していること。2020/12/18

gecko

10
第一の家、第二の職場に続き、個人の生活を支える「インフォーマルな公共生活の中核的環境」を「サードプレイス」とよび、郊外化が進むアメリカの住宅地にそうした環境がないことへの懸念を示す。サードプレイスの特徴は、中立の領域にあり、人々を平等化し、会話をおもな活動とし、利用が容易で、常連がおり、飾り気がなく、遊び心がある「もう一つのわが家」のような場所であるとして、イギリスのパブやフランスのカフェを例に挙げる。ただし本書で想定されているのは、同性同士(主として男性同士)の集まりの場のようだ。原書は1989年発行。2021/12/17

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