出版社内容情報
近代美術史学の「基礎概念」を築いたウィーン学派の始祖、アロイス・リーグルの主著の翻訳。「末期ローマの美術工芸」続く第2弾
目次
第1章 オランダ集団肖像画の前段階(宗教的な歴史画と関連する最古の集団肖像画、ウィーン、美術史美術館蔵、ヘールトヘン・ファン・ハールレム、『洗礼者ヨハネの物語』のなかのヨハネ騎士団員;宗教団体最古の独立した集団肖像画、エルサレム巡礼者たちの肖像 ほか)
第2章 オランダ集団肖像画の第一期(一五二九年‐一五六六年)(ディルク・ヤコプスゾーンの射手図、一五二九年;ある不明画家の射手図、『A分隊に所属する無帽で胴鎧着用の一七名のアムステルダム射手組合員たち』、一五三一年 ほか)
第3章 オランダ集団肖像画の第二期(一五八〇年‐一六二四年)(コルネリス・ケテル、『ディルク・ヤコプスゾーン・ローゼンクランス隊長とパウ副官の分隊』、一五八八年;ピーテル・イザークスゾーンの射手図、『ヤコプ・ヘリツゾーン・ホインク隊長の自警団』、一五九六年 ほか)
第4章 オランダ集団肖像画の第三期(一六二四年‐一六六二年)(トーマス・デ・ケイゼル;トーマス・デ・ケイゼル、『セバスティアーン・エグベルツゾーン・デ・フレイ博士の解剖学講義』、一六一九年 ほか)
著者等紹介
勝國興[カツクニオキ]
1934年、鹿児島県出身。1964年、九州大学大学院文学研究科博士課程(美学美術史)単位取得。1972~74年、1985~86年、ドイツ、ゲッティンゲン大学、次いでミュンヘン中央美術史研究所留学。1964年、九州大学助手。1965年、大阪府立大学助手、1968年以降、同志社大学選任講師、助教授、教授、1984年より同大大学教授。現在、同大学名誉教授。博士(芸術学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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