出版社内容情報
専門知識や難しい学術用語はいらない。普通の常識と判断力を持つすべての人びと、そして未来への希望を共有するあらゆる同時代人へ語りかけるセレクション。ロングセラー「世界史」に続く「メルヘン」の刊行
内容説明
メルヘンとは、人類の根本的記憶の表現であり、生の世界の幸福の可能性を教えてくれる、光りかがやくいのちのファンタジーなのです。ファンタジーのガイド・ブック。
目次
むかしむかし―メルヘンの由来と名称
民衆メルヘン―無窮の歴史
創作メルヘン―不思議の詩
メルヘンを構成するもの
メルヘンに登場する者たち
欠乏と充溢/喪失と獲得―メルヘンの語り方
「開け、ごま!」―シンボルと決り文句
メルヘンの様相
時空の彼方で
メルヘンにおける深淵
共生と呪術
貧しき者の詩―社会的立脚点
理解の方法―メルヘン解釈の諸問題
今ここでの人間の幸福
著者等紹介
木下康光[キノシタヤスミツ]
1972年京都大学大学院修士課程修了。同志社大学言語文化教育研究センター教授。専攻はドイツ民衆文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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