出版社内容情報
18世紀イタリアの版画家・建築家・考古学者ピラネージが遺した多数の版画をもとにさかのぼった評伝。
内容説明
18世紀イタリアの版画家・建築家ピラネージ・その力強い心理描写を伴う古代ローマ遺跡の壮麗な景観は、新古典主義やロマン主義に大きな影を落した。西洋人の意識変革をもたらした幻想の天才版画家の軌跡。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わきが
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ピラネージと他作者の作品比較が、ピラネージの構図や陰影を際立たせていて面白かった。何で、ピラネージが「想像」した絵を作ったのか、建築家としてのピラネージをもっと詳しく知りたかった。個人的に、◯◯(◯◯に人名が入る)的という言葉は好きではない。2012/09/22
AsK
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18世紀イタリアの銅版画家、建築家ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージの作品についてを版画の技術方面、また芸術の視点でみるものの訳本。先人の作品として、ルーカ・カルレヴァーリス、カルロ・ツッキ、ジュゼッペ・ヴァージなどの貴重な景観版画も掲載されている。建築方面、デザイン方面で語られるものが多い中、芸術方面のみからではやはり語り尽くせないことが多いことも伺える一冊。2012/01/06
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