内容説明
目指す池は、八百メートルも向こうだった。これが大問題だった。いったい子ガモたちが、そんなに遠くまで歩いていけるものだろうか。そのうえ、数えきれないほどの危険が、待ち受けているに違いない。それらを、うまく避けていけるかどうかも、わからなかった。
著者等紹介
小林清之介[コバヤシセイノスケ]
1920年東京都に生まれる。東京YMCA英語専門学校卒業。動物に関するおとな向け、子ども向けの著書、訳書一〇〇冊以上。「野鳥の四季」(小峰書店)で第23回小学館文学賞を受賞。日本児童文芸家協会評議員、俳人協会評議員
藤岡奈保子[フジオカナオコ]
1958年東京都に生まれる。武蔵野美術大学油絵専攻卒業。卒業と同時にイラストレーターとして活動を始める。現在、少女時代から描き続けてきた動植物の生態画を中心に活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。