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内容説明
武士の世の中といっても、武士ばかりだったわけではありません。貴族の時代といっても、貴族ばかりがいたわけでもありません。農民、漁民、職人、商人…いろんな人がこの日本に生きていました。こうした、生産にたずさわったふつうの人びとを中心に、およそ10万年前の石器時代から現代までの通史を、約3500人の人物を描き込んで語った、長大な歴史絵本です。
目次
Ice Ages
Jomon
Yayoi
Kofun
Nara
Heian
Kamakura
Muromachi
Azuchi‐Momoyama
Edo〔ほか〕
著者等紹介
西村繁男[ニシムラシゲオ]
1947年、高知市に生まれる。中央大学商学部卒。イラストレーター、絵本作家。東京国立博物館で開かれた「日本の絵巻展」を見たことがきっかけとなり、独自に日本画の技法を学びながら、絵本を発表する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
67
英語版 細かく描き込まれてて、絵巻みたいで楽しい。 多分、全部、特定の場所をきっちり書いてるんだと思う。 登呂遺跡、一乗谷、信玄堤、はわかったけど2020/11/13
ともこ
21
カバー裏の言葉に納得。「武士の世の中といっても、武士ばかりだったわけではない。貴族の時代といっても、貴族ばかりがいたわけではない。農民・漁民・職人・商人・・いろんな人がこの日本に生きていた。」石器時代から現代まで、描かれた3500人の小さな人々が皆、愛おしくなる。たどればどこかで繋がっているかもしれないご先祖さまたちの姿を、いつまでもじっくり眺めていたくなった。それと同時に、戦争を二度と繰り返してはいけないという思いでいっぱいになる。ひとりでも多くの子供たちに見てもらいたい絵本だ。2024/06/06
Mentyu
2
小学生時代に日本語版を読んで以来なので、20年ぶりくらいの再読になるのかもしれない。大人になった今見ると、風俗の考証を相当やっていたんだなと驚く。あと、日本の近代化と戦後の発展スピードも、改めて視覚化されると異常だなと思う。最後は世界第2位の経済面大国ニッポンとして、原爆から完全に復興した広島上空で終わり、次のページ(時代)への期待が示される。それこそがまさに、終わらない不景気の時代というのが悲しい現実ではあるが…。2025/01/30