出版社内容情報
東京湾は日本の首都東京の「海の玄関」で、国内外の人と物流の拠点でありながら多様な生物が棲み、それらと身近に接することもできる。そんな東京湾について、100年以上にわたる環境変遷を人と生物の関わりの視点でみていく。
内容説明
生きもの、水質、底質、海岸線などの変遷から東京湾のすがたを浮き彫りにし目指すべき未来を考える。
目次
第1章 東京湾との出会いとかかわり(東京湾との70年;水環境と水生生物調査のデータをもっと活用しよう ほか)
第2章 東京湾とはどのようなところか(東京湾の範囲はどこまでをさすのか;沿岸域の変貌―干潟の変遷と沿岸域の埋め立て ほか)
第3章 水環境の長期的なうつりかわり(水質の視点から;底質の視点から ほか)
第4章 江戸前の魚は復活したのか(昔の東京湾ではどのような漁業が営まれていたか;江戸前とはどこか、江戸前の魚とは何か ほか)
第5章 これからの東京湾(森‐川‐海の流域の視点で総合的に考える;様々な課題の解決に向けて ほか)