内容説明
カワラタケ、ヒメマツタケ(アガリクス茸)、ハタケシメジなどの各種機能性効果は、キノコの持つ潜在力を示しており、また注目を集めたスギヒラタケの毒性には謎の部分も多い。シイタケ、エノキタケなど栽培法の確立した食材キノコにも優秀な健康食品としての一面があり、種々の環境問題へキノコを役立てる研究も進んでいる。本書はそれらキノコの多面的性質とパワーを紹介する。
目次
第1章 夢広がるキノコの世界(キノコって何?;キノコは植物?それとも… ほか)
第2章 健康な身体づくりのためのキノコの科学(キノコには機能性効果があるのか;病気の予防や治療にキノコは役立つのか ほか)
第3章 病気の予防と治療へのキノコの働き(アレルギー疾患とキノコ;腎機能疾患とキノコ ほか)
第4章 スギヒラタケの毒性と予防対策(毒性物質探索;腎機能障害とスギヒラタケとの関係 ほか)
第5章 キノコ産業の産学連携による活性化(製造を基軸とした産学連携;公的研究機関の有効活用 ほか)
著者等紹介
江口文陽[エグチフミオ]
高崎健康福祉大学健康福祉学部健康栄養学科教授。高崎健康福祉大学大学院健康福祉学研究科食品栄養学専攻教授兼任。1965年4月群馬県高崎市生まれ。東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程修了(農学博士)。日本学術振興会特別研究員、東京農業大学非常勤講師、高崎健康福祉大学助教授を経て現職。日本きのこ学会理事、日本きのこ学会誌編集委員、日本菌学会評議員、日本木材学会きのこ研究会幹事、日本食品保蔵科学会評議員、高崎健康福祉大学発ベンチャー企業「マッシュ・テック株式会社」代表取締役。東京農業大学地域環境科学部非常勤講師、九州大学大学院農学研究院非常勤講師。日本木材学会奨励賞、日本きのこ学会奨励賞、地域環境科学賞、あさを賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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