感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
32
本書は昭和61年の本。古い…のだろう。特にエッセイとはいえ、サイエンスをメインの書なのだから、言及されるデータや研究成果は最新であることが肝要だろう。実際、自分が一般向けであろうと、サイエンス本を買う場合は、よほど、古典とされるような本とか、高名な学者の著作でない限り、新刊から興味を惹く本を選ぶ。 正直、題名の夜想という文言に釣られたという側面も否めない。吾輩には殺し文句なのだ。その上で、本書を読んで、なるほど今では古くなった話題が多いのは事実。それでも、最後は科学とは、人間力だと感じさせられた。 2019/04/22