出版社内容情報
「提案」??クライエントのニーズをアレンジしないその方法は、既存の心理療法とは一線を画する。全カウンセラー必読!
<1>提案の発見
<2>提案の構築
<3>事例の中の提案──手袋・写真・時限爆弾
<4>人間関係での「提案」
<5>発達障害と「提案」
<6>妄想・うつ病と「提案」
<7>「提案」のつくり方
【著者紹介】
東京カウンセリングセンター
目次
1 「提案」の発見
2 「提案」の構築
3 事例の中の「提案」―手袋・写真・時限爆弾
4 人間関係での「提案」
5 発達障害と「提案」
6 妄想・うつ病と「提案」
7 「提案」のつくり方
著者等紹介
菅野泰蔵[スガノタイゾウ]
1953年東京生まれ。臨床心理士。学習院大学学生相談室、代々木の森診療所などの心理士を経て、カウンセリングを社会に定着させるべく、1996年、東京カウンセリングセンターを設立。現在、同センター所長。産業、医療、教育等、幅広い領域で臨床活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
冬木楼 fuyukirou
15
初読みの著者。何かでこの本を紹介されていて気になったのだけど2015年発行のせいか近隣書店の店頭にも図書館にも無く、ネットで購入した。カウセリングのプロの著作だから難しい理論が展開されると思いきや全然そんなことは無く、クライアントに寄り添い目の前の苦しさをどうなだめるかを「提案」という形でやってみたという内容。「助言」ではなく「提案」なのでやりたくなければやらなくていい。試行錯誤しながらの「提案」がうまくいったケースで思わず笑ってしまった。まじめなカウセリングが面白い。三部作の前著とか他も読んでみたい。2022/06/20
ひろか
8
いつも通りたが、菅野先生は理論を敬遠しているよう。しかし、読み通して見て、山上敏子先生を思い出した。立ち位置や、援助者として行うことを説明するときの言葉は違うが、ほとんど同じことをされているように思う。2015/10/31
たらこ
5
オーダメードな「提案」する前に、まずきちんと聞く/訊くこと。これをきちんと鍛錬すること。そして、「変化」はさせるのでなく、そのきっかけを作るだけ。「変化」するのは、クライエントから。2015/09/30
とし
2
自分自身は、理論は相談者理解に役立つと考えているので、読み始めた当初、著者が「提案が大事で理論なんて関係ない!」と主張しているように聞こえて訝しんだが、読み進めて行くと、まぁ当たり前のことを書いているようにも思える。著者の提案とは協働的実証主義と言うことだろうし、そのためには、聴き、訊いて相手を理解しないといけないと言うことだと考える。出来る提案を提示するためには、相談者理解が必要だから。現場で使えることを書くのが目的とのことで、その意味では現場で悩むカウンセラーに役立つだろう。2015/10/18
ゆう@公認心理師
0
著者の本の初めて読みました。前作、前々作と三部作になっているというので、その2冊もぜひ読みたいと思いました。 カウンセリングにおける「提案」。自分も実際に現場でやっている部分もありますが、改めて興味深いです。 ブログで紹介しています。 http://www.shinrishiyu.com/archives/15599137.html2019/02/24
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