内容説明
市場戦略論を超える統合戦略論の立場から、経営戦略としての利他主義を解明。本書は、稲盛経営哲学の普遍性を確立するとともに、さらにそれを越え、今後の経営のあるべき姿を探究する!
目次
第1章 戦略的利他主義への出発点
第2章 ビジネス活動と経営倫理の関係
第3章 ビジネス上の倫理基準としての徳倫理
第4章 利他から利他主義へ
第5章 戦略的利他主義の視点に基づいた経営価値六原則と統合戦略
第6章 戦略的利他主義と経済的実践
第7章 市場経済と企業経営の戦略的利他主義
第8章 企業における戦略的利他システムの実現方法
第9章 結論と展望:利他の再考
著者等紹介
劉慶紅[リュウケイコウ]
立命館大学経営学部・経営学研究科教授、早稲田大学総合政策科学研究所招聘研究員、日本経営倫理学会常務理事。専攻分野は企業倫理と経営戦略。米国・コロンビア大学修士号を取得後、早稲田大学政治経済学術院公共経営研究科博士後期課程に進み、博士(公共経営)を取得。その後、中国・北京大学教育学院(School of Education at Peking University)にて教育学博士号、中国・清華大学哲学院(School of Philosophy at Tsinghua University)にて哲学博士号を取得。三つの博士号ホルダーとして、哲学、経営学および経済学の分野横断的に理為と実践を取り込んだ学際的な統合戦略と経営倫理の研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。