外務省と日本外交の1930年代―東アジア新秩序構想の模索と挫折

個数:

外務省と日本外交の1930年代―東アジア新秩序構想の模索と挫折

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年03月28日 18時56分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 384p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784805112571
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C3021

内容説明

東アジアの地域秩序構築をめぐり対立を深める日本と米国。中国大陸における「特殊権益」を追求する陸軍や、日本の目論見に反対し「門戸開放」を主張する欧米列強といったプレーヤーの狭間で、外務省は如何なる外交戦略を展開したのか。有田八郎、重光葵、佐藤尚武らを中心に、アジア派、欧米派、革新派と呼ばれた外交官たちの挑戦と苦悩の足跡をたどる。

目次

序章 一九三〇年代の日本外交のなかの外務省
第1章 東アジア秩序構想の諸相
第2章 九カ国条約への挑戦と日米関係
第3章 日中戦争前夜の日本外交
第4章 制限的門戸開放主義と日米関係
第5章 佐藤尚武の現状打破構想
第6章 対中外交・対米外交のなかの対英外交
終章 一九三〇年代の外務省と東アジア新秩序構想

著者等紹介

湯川勇人[ユカワハヤト]
広島大学大学院社会科学研究科准教授。1988年生まれ。甲南大学卒業、神戸大学大学院法学研究科博士後期課程修了。アイオワ大学客員研究員、ひょうご震災記念21世紀研究機構研究戦略センター研究調査部主任研究員などを経て2019年より現職。2017年、論文「東アジア秩序をめぐる日米関係:1930年代の外務省による東亜新秩序の模索」で第一六回アジア太平洋研究賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

19
1930年代の外務省が東アジア新秩序構想の建設と対米関係の維持という相容れない目標をいかに両立させようと奮闘したか。有田八郎と佐藤尚武という二人の外相に焦点を当て、ワシントン体制の打破、原料資源問題ヘの取組、英米との向き合い方などを分析する。特に有田による「東亜新秩序声明」は、九カ国条約を完全には否定せず制限的門戸開放を適用させようとしていた点を明らかにしたのは本書の肝であろうか。◇世論との対峙の難しさなど、外交とはそもそもなんぞやと考えさせられる。◆本書は大平正芳記念賞受賞。2023/03/22

バルジ

3
1930年代の日本外交における「アジア派」殊に有田八郎と「欧米派」佐藤尚武の言説を中心に当該期の日本外交が「現状変更」という方向性でいかにその方針が収斂され行き詰まっていくかを論ずる。特に第1章でのアジア派、欧米派、革新派の対外構想を整理した部分は本書の前提のみならず、当該期の外交構想全般の再検討の余地を残す。現状変更を企図するもその政策的志向は必ずしも一本化されず、条約破棄から条約の実質的修正を図るものまで様々であるが、対米関係と独自の東アジア秩序構築という無理難題を解決せんとする外務官僚の苦闘が見える2022/12/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19267815
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。