出版社内容情報
竹中 治堅[タケナカハルカタ]
著・文・その他/編集
内容説明
習近平体制下で「強国」の自負を強める中国。巨大なパワーと対峙するインド太平洋諸国の、対中政策の変遷と現況を検証する。
目次
インド太平洋をめぐる競争
「大国」中国の対外行動の変化と国内政治―大国外交と不安全感
「リバランス」から「自由で開かれたインド太平洋戦略」へ―中国に対するアメリカ政府の多元的反応と地域関与戦略の交錯
「自由で開かれたインド太平洋」構想と日本の統治機構
インドの地域主義外交における中国要因―アクト・イーストを中心に
豪州の対中政策とインド太平洋
米中競争時代のインドネシア
ベトナムにとっての中国―共産党、「一帯一路」、そして南シナ海
フィリピンの対中外交―交錯する3つのアクターと3つの政策
ミャンマーの対中政策―隣の大国との駆け引き
「強国」中国と対峙するインド太平洋諸国
著者等紹介
竹中治堅[タケナカハルカタ]
政策研究大学院大学教授。1993年東京大学法学部卒業、大蔵省(現財務省)入省。1998年スタンフォード大政治学部博士課程修了。1999年政策研究大学院大学助教授、2007年同准教授を経て2010年より現職。単著に『首相支配』(中公新書)、『参議院とは何か 1947‐2010』(中公叢書、大佛次郎論壇賞受賞)、などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。