内容説明
政治は「言葉」で動き出す。言葉を通して影響し合う政治とメディアと世論の関係とは?ユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされた言葉を紐解き、平成から令和へと続く日本政治の流れを捉え直す最新論考。
目次
第1章 マスメディア時代の「政治」と「言葉」―劇場型政治完成前夜の緊張関係(「NO」と言える日本/セクシャル・ハラスメント;“ブッシュ”ホン ほか)
第2章 劇場型政治とカリスマ―小泉「ワンフレーズ・ポリティクス」の影響力(IT革命;「官」対「民」 ほか)
第3章 過渡期のネット政治とマーケティング戦略―政権交代を彩った「言葉」たち(政権交代;事業仕分け ほか)
第4章 非言語化する政治情報と迷走するメディアの存在意義―安倍一強時代の戦略的言語(アベノミクス;特定秘密保護法 ほか)
第5章 対談 松井剛×西田亮介―マーケティング化する政治と「言葉政治」の行く末
著者等紹介
西田亮介[ニシダリョウスケ]
1983年京都生まれ。社会学者。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。博士(政策・メディア)。慶應義塾大学総合政策部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同後期博士課程単位取得退学。(独)中小企業基盤整備機構経営支援情報センターリサーチャー、立命館大学大学院特別招聘准教授などを経て現職。『メディアと自民党』(角川新書/2015年/社会情報学会2016年優秀文献賞受賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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