出版社内容情報
「道徳は企業の利益獲得にとって役立つか」という点につき様々な論争がある中、道徳資本育成強化を行うことで企業は激しい競争の中で主導権を勝ち取りより大きな利潤が追求できるという事実を証明していく中国の研究書を翻訳。
目次
第１章 道徳資本の理論的根拠（「実経済」とは道徳を含める経済である；道徳の目的は精神的あるいは、物質的か ほか）
第２章 道徳資本理論（道徳資本の概念とその価値の実現；道徳資本の依頼性と独立性 ほか）
第３章 中国の伝統的道徳思想史（徳性主義；功利主義 ほか）
第４章 資本としての道徳が企業経営に及ぼす影響力（道徳はある意味では精神生産力である；道徳生産力のレベルの根拠と基準 ほか）
著者等紹介
王小錫［オウショウセキ］
哲学博士、南京師範大学教授。中国論理学会副会長、中国経済論理学会会長。国家社会科学基金において、重大研究プロジェクトである「中国経済論理思想史研究」の研究責任者。「中国社会科学要録」、「論理学研究」、「道徳と文明」などの雑誌編集委員。「中国経済論理学年鑑」編集長
劉慶紅［リュウケイコウ］
米国コロンビア大学（Ｃｏｌｕｍｂｉａ Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ）修士を取得後、早稲田大学政治経済学術院博士後期課程卒業（公共経営研究科後期課程卒および経済学研究科後期課程卒）、博士（公共経営）取得。その後、日本大手鉄鋼企業の海外事業推進担当・現地赴任などを経験し、経営現場を体験後、立命館大学教員に転身。北京師範大学高等教育研究所兼任教授、蘭州大学客員教授、湖北大学哲学院客員教授、早稲田大学エクステンションセンター講師など兼任。日本経営倫理学会理事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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