出版社内容情報
クリミア、中東、南シナ海で、武力による国境/領土変更の可能性が現実味を帯びる中、改めて問われる「国際政治学」の思想的背景
人口の急増や植民地の獲得などを背景に、近代日本は「国際関係」を学問として確立する必要に迫られた。近代科学としての「国際政治学」が歩んだ壮大な、そして痛切な道のりを描く
序章 人口・資源・領土と国際関係
第一章 世界の統一か「生存競争」か――加藤弘之の展望
第二章 門戸開放か植民地か――有賀長雄と日露開戦
第三章 資源への目覚め――建部遯吾の思想展開
第四章 何のための民主主義か――小野塚喜平次の政治思想
第五章 進化論から地政学へ――神川彦松の国際政治学
終章 国際政治学の起源と忘れられた理想
【著者紹介】
春名展生(はるな・のぶお)1975年生まれ。東京外国語大学大学院国際日本学研究院専任講師、東京大学工学部卒。大学院総合文化研究科満期退学。博士(学術)。中京大学講師等を経て2015年より現職。
内容説明
ダーウィニズムから地政学、そして…。人口の増加と植民地の獲得を背景に日本の「国際政治学」が歩んだ近代科学としての壮大かつ痛切な道のりを描く。
目次
序章 人口・資源・領土と国際関係
第1章 世界の統一か「生存競争」か―加藤弘之の展望
第2章 門戸開放か植民地か―有賀長雄と日露開戦
第3章 資源への目覚め―建部遯吾の思想展開
第4章 何のための民主主義か―小野塚喜平次の政治思想
第5章 進化論から地政学へ―神川彦松の国際政治学
終章 国際政治学の起源と忘れられた理想
著者等紹介
春名展生[ハルナノブオ]
東京外国語大学大学院国際日本学研究院・留学生日本語教育センター専任講師。1975年生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科単位取得満期退学。博士(学術)。中京大学講師、放送大学講師などを経て、2015年より現職。専攻は国際政治学、近代日本政治外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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