サイバーセキュリティと国際政治

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784805110560
  • NDC分類 007.6
  • Cコード C0031

出版社内容情報

北朝鮮や「イスラーム国」の脅威、スノーデン事件、特定秘密保護法……サイバー空間では各国インテリジェンス機関の緊密な連携が急務となっている!

【著者紹介】
土屋 大洋
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科兼総合政策学部教授、博士(政策・メディア)

内容説明

市民社会の自由は国際安全保障の下に制限されるべきなのか。

目次

第1章 セキュリティとプライバシーのジレンマ
第2章 スノーデン事件のインパクト
第3章 米国のインテリジェンス機関とサイバーセキュリティ
第4章 英国のインテリジェンス機関とサイバーセキュリティ
第5章 グローバル・コモンズと重要インフラの防衛
第6章 サイバーセキュリティと国際政治
第7章 サイバーセキュリティとインテリジェンス

著者等紹介

土屋大洋[ツチヤモトヒロ]
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科兼総合政策学部教授、博士(政策・メディア)。1994年慶應義塾大学法学部卒業。慶應義塾大学大学院法学研究科で修士号、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科で博士号取得。2011年より現職。慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所(G‐SEC)上席研究員、総務省情報通信政策研究所特別上級研究員、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター上席客員研究員を兼任。2014年2月から2015年2月まで米国ハワイ州のイースト・ウエスト・センター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てっき

1
サイバー、に関して主に(米英の)インテリジェンス機関との関わりを主に記した一冊。米英の施策の流れを大観するにはいい本だと思う。 しかし、中露のサイバーへの関わり方等については(バイアスはあろうが)ディーン・チェンのサイバードラゴンだとかシンガーの「いいね」戦争だとかの方が遥かに詳細かつ危機感を持って語られており、そういった観点では不満が残った一冊でもある。 また、あくまでもサイバー空間への関わりがメインであり、その空間上を流通する情報そのものへの(あまりに)言及が少なかったのも少し気になった。2020/02/02

344

1
 従来、情報活動はエスピオナージ(スパイ)が主流であった。しかしサイバー空間におけるインテリジェンス機関の客体は不明瞭であることから、その活動はエスピオナージからサーベイランス(監視)に移行した。こうした流れを受ける米NSAによる大規模通信傍受は、スノーデンにより暴露され、世界は民主主義と安全保障とのジレンマに直面することとなった。  2018/05/09

1
スノーデン事件のインパクトについての分析、米英のインテリジェンス機関とサイバーセキュリティの関係などが中心で、どちらかというと「サイバーセキュリティと情報機関」というタイトルがふさわしい気もする。とはいえ、サイバー空間のガバナンスに対する中露と日米欧の対立、サイバーにおけるCBM(信頼醸成措置)の概念はとても勉強になった。サイバーは「次の戦争」でどうなるのかまだまだ予測はつかない。海幹候リーディングリストの一冊だが、あとがきにリーディングリスト作成時の幹部学校長だった大塚海男が出てきたのはさすがに笑った。2018/04/07

akanishi

1
う~ん、偏りのある著、いろんな見方はあるものと思いますが2016/10/01

Tatsuhiko

0
まず初版だからか誤字脱字が多いのが気になった。この本を読んだからといってサイバーセキュリティについてクリアな理解が得られたわけではないが、実際そういう漠としたところが多い領域なのかもしれない。タイトルにある国際政治との関わりは、この問題においても権威主義陣営対自由主義陣営になりつつあるという点くらいで、かなり薄いと感じた。米国や英国の情報機関についての詳細は正直どうでもよく、後半や秘密情報保護法の擁護あたりは実がある論かなと思う。2015/11/13

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