出版社内容情報
旅は日常生活で満たされない欲望を映し出す。千数百年に及ぶその通史によって、現代観光に至る動態を解明する
旅の様式は日常生活で満たされない欲望を映し出す。千数百年に及ぶその通史によって、各時代における旅様式の大転換の諸相を解明し、現代観光に至る道筋を展望する。万華鏡のごとく多様なパターンを見せる現代人の旅を理解するためには、旅にかける人間欲望の変遷の歴史を知らねばならない。
1.流離の悲哀 古代の旅
2.比較と漂白 中世の旅
3.非日常的享受と風雅の発見 近世前期の旅
4.日常世間からの開放 近世後期の旅
5.憂国の文明輸入 近代の外国旅
6.日本美の再発見 近代の国内旅
7.観光権力と個人旅行 現代の旅
【著者紹介】
神戸大学名誉教授 北海学園特任教授 商学博士
目次
1 流離の悲哀―古代の旅
2 比較と漂泊―中世の旅
3 非日常的享楽と風雅の発見―近世前期の旅
4 日常世間からの解放―近世後期の旅
5 憂国と文明輸入―近代の外国旅
6 日本美の再発見―近代の国内旅
7 観光権力と個人旅行―現代の旅
著者等紹介
田村正紀[タムラマサノリ]
神戸大学名誉教授、北海学園特任教授、商学博士。専攻はマーケティング・流通システム。著書『日本型流通システム』千倉書房、1986年(日経・経済図書文化賞、朝鮮語訳、比峰出版社、1994年)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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