叢書21世紀の国際環境と日本<br> 首相政治の制度分析―現代日本政治の権力基盤形成

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叢書21世紀の国際環境と日本
首相政治の制度分析―現代日本政治の権力基盤形成

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784805109939
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C1331

出版社内容情報

日本の首相の権力は弱い、この定説が実は政治制度改革によって大きく変化しており、しかも不可逆な動きであることを実証的に分析

第一章 現代日本政治の歴史的文脈
  占領期の首相と国会/自社二大政党制の成立/政治経済の安定と多党化/与野党伯仲と保守復調
 第二章 新しい権力基盤の形成
  大統領的首相論とは何か/比較政治制度論と大統領的首相/日本における首相政治の変容/ほか
 第三章 首相から見た与党議員と官僚
 第四章 与党議員と官僚から見た首相
 第五章 比較の中の首相政治
  首相政治の現在/首相政治の比較政治学/ほか

【著者紹介】
待鳥聡史(まちどり・さとし)
京都大学大学院法学研究科教授
1971年生まれ。1993年京都大学法学部卒業。1996年京都大学大学院法学研究科博士後期課程退学。2003年京都大学より博士(法学)。大阪大学大学院法学研究科助教授、京都大学大学院法学研究科助教授を経て2007年より現職。比較政治論

内容説明

低迷の20年。選挙制度改革、官邸機能改革、政権交代を経て首相の権力基盤と「日本政治」は如何なる変貌を遂げたのか。

目次

第1部 首相政治はいかに形成されてきたか(現代日本政治の歴史的文脈)
第2部 首相政治はいかに展開しているか(新しい権力基盤の形成;首相から見た与党議員と官僚;与党議員と官僚から見た首相)
第3部 首相政治はどこに向かうのか(比較の中の首相政治)

著者等紹介

待鳥聡史[マチドリサトシ]
京都大学公共政策大学院・大学院法学研究科教授。1971年福岡県生まれ。1989年京都教育大学教育学部附属高校卒業。1993年京都大学法学部卒業。1996年京都大学大学院法学研究科博士後期課程退学。2003年京都大学博士(法学)。大阪大学大学院法学研究科助教授、京都大学大学院法学研究科助教授などを経て2007年より同研究科教授。専攻は政治学、比較政治論、アメリカ政治論。主著に『財政再建と民主主義』(有斐閣、アメリカ学会清水博賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あんころもち

9
首相、内閣の機能の強化はよく言われることであり、実際に起きていることである。そうした変化は「首相の大統領化」と言われることが多い。本書はそうした変化をどう定義し、どう実証するかにフォーカスして考察したものであるそして、関係者との面会回数や官僚、国会議員へのアンケート調査を活用して、小泉政権以降、政策が成功したかはともかく首相機能の強化が進んでいることを明らかにした。着眼から論証の姿勢まで、本当に参考になる一冊。2016/08/16

壱萬参仟縁

9
新刊棚より。評者と同年齢の著者。教授。草野厚氏の角川oneテーマを最近読んだが、とっつきやすさはあまりない。硬い文章。「官僚制が国益にかなう存在かどうか」(056頁)とは、厳しい世の中になっていることの証ではないか。TPPも政治家は国益に照らして・・・というのだが、国家益なのか、国民益なのか。中曽根と小泉は自民党では異端だが、世論を取り付ける技に長けていたのが共通点(086頁)。いいな。教授の場合は子供3人いるようだ。関係ないが、同世代で格差を実感する。当方は、非正規、非婚、学位なし。この違いはまだ拡大。2013/07/08

obanyan

3
制度論の立場から、首相の権力基盤の変化に着目し、それがどのように日本政治の意思決定のあり方を変容させていったからについて論じた書。90年代後半の内閣機能強化や選挙制度改革により、日本の議院内閣制はイギリスをモデルとするウェストミンスター型に接近している、という仮説を立て、種々のサーベイデータからその仮説を立証している。中でも面白かったのは、首相動静のデータに着目し、内閣機能の強化の前後で首相が接触するアクター(与党政治家、官邸ネットワーク、省庁官僚etc)にどのような変容が見られたかについて論じていた点。2020/07/03

Ryueno

0
93年の政治改革が日本政治をどのように変えたのかを、制度論的アプローチによって分析した本。全体的に面白いのだが、「大統領的な首相」として同列に語られがちな小泉と中曽根が、詳細に検討した結果、両者は似て非なるものであると論じたり、新聞の首相動静のコーナーを集めてデータ化し、首相の面会者がどのように変化したのかを通じて内閣機能の強化が制度均衡としての官邸主導を導くと論じる部分が特に面白かった。今後の課題として思いつくのは、首相面会者で首相ごとにある程度の差が生じた要因の特定に至らなかった部分だろうか。2013/06/06

Ryueno

0
93年の政治改革が日本政治をどのように変えたのかを、制度論的アプローチによって分析した本。全体的に面白いのだが、「大統領的な首相」として同列に語られがちな小泉と中曽根が、詳細に検討した結果、両者は似て非なるものであると論じたり、新聞の首相動静のコーナーを集めてデータ化し、首相の面会者がどのように変化したのかを通じて内閣機能の強化が制度均衡としての官邸主導を導くと論じる部分が特に面白かった。今後の課題として思いつくのは、首相面会者で首相ごとにある程度の差が生じた要因の特定に至らなかった部分だろうか。2012/06/08

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