出版社内容情報
日本企業再生のために経営の再考と礎を確認。日本の経営、変えるべきものと残すべきものを探る。
目次
1 日本企業(日本的経営―三種の神器;現代の企業;企業成長と企業の社会性)
2 トップマネジメント(トップマネジメントの実態;コーポレート・ガバナンス;経営者機能;経営者能力)
3 経営戦略論(経営戦略論とその系譜;経営戦略のプロセス;前社戦略;事業戦略;製品戦略;競争優位の源泉)
4 組織とヒトの管理(経営資源の管理;組織の管理;組織の活性化;ヒトの管理)
5 これからの企業(良い企業とは;社会性に関する実証研究)
著者等紹介
岡本大輔[オカモトダイスケ]
慶應義塾大学商学部教授、博士(商学)。1981年慶應義塾大学商学部卒業。1986年慶應義塾大学商学研究科後期博士課程単位取得。「良い企業とは何か」を考える企業評価論を専門とし、“良い基準”を探る視点(What)とそれを“どのように測定するか”を検討する手法(How)に分けて研究。What研究では収益性・成長性に続く第3基準として社会性を提唱。How研究では計量経営学・人工知能(AI)を用いた新しいモデルを開発
古川靖洋[フルカワヤスヒロ]
関西学院大学総合政策学部教授、博士(商学)。1985年慶應義塾大学商学部卒業。1992年慶應義塾大学商学研究科後期博士課程単位取得。ホワイトカラーの生産性向上に影響を及ぼす要因や動機付けについて、アンケート調査を中心に研究し、その生産性を創造性、情報交換、モラールの観点からとらえ、これらを高める要因を追究。加えて、オフィスレイアウトやテレワークなど執務環境やツールの影響についても研究を展開
佐藤和[サトウヤマト]
慶應義塾大学商学部教授。1986年慶應義塾大学商学部卒業。1986~1993年(株)三菱総合研究所経済・経営部門。1996年慶應義塾大学商学研究科後期博士課程単位取得。計量経営学、組織理論、比較経営論の立場から、現代日本企業における組織文化の理論研究及び実証分析を行なう。最近では社会の変化と企業組織の関連から考える新しい日本型経営の姿や、これと韓国や中国、台湾の企業経営との比較について研究を進め、多国間での経営者のリーダーシップ・スタイルの違いについての調査・研究にも従事
馬場杉夫[ババスギオ]
専修大学経営学部教授、博士(商学)。1989年慶應義塾大学商学部卒業。1995年慶應義塾大学商学研究科後期博士課程単位取得。組織の持続的な発展に求められる従業員の行動に関するフィールドスタディに一貫して取り組む。現在、戦略への提案とその実現に向けた組織や個人の活動に関する成功要因、促進要因、阻害要因の探索に従事。日本の大規模製造業へのアンケート調査に16年以上連続で参画し、現在も継続中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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