内容説明
全世界に起こる出来事は相互に関連するようになった。世界は一つになった。だから全体の構図を知らねばならない。碩学の思索、時空を往還する。
目次
序章 歴史家の誕生
第1章 史料と追体験
第2章 カオス、原因と結果
第3章 ドラマ、主体と状況
第4章 伝記研究
第5章 全体と部分、物語
第6章 産業革命、デモスと社会主義
第7章 比較研究とメタヒストリー
第8章 歴史と社会科学
著者等紹介
升味準之輔[マスミジュンノスケ]
東京都立大学名誉教授。1926年長崎県生まれ。東京大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1.3manen
12
中澤佳子うっぴーSTで千倉氏がゲストだったので。ボリュビオスは、歴史叙述は、公平不偏であることを強調(007頁)。トクヴィルの主題は「諸階層の平等」(015頁)。史家は同時代の出来事を後世のために記録した(019頁)と著者は指摘される。わたくしもこの記録は後世のためになんらかのお役に立てればそれで満足。クローチェは、記録は歴史の死骸であるという(023頁)。史家も読者も主観的な歴史があるだけで、客観的な歴史はあり得ない(038頁)。史料、史実重視の真摯な史家という著者の謙虚さが垣間見れる部分。2014/02/12
Haruka Fukuhara
5
面白かった。先端研での講義をまとめたものらしい。古典への言及やら自分の経験の話やら内容が豊富で魅力的。2017/04/30
denken
1
名前こそ知っているけれど読んだことは無い系の,有名古典文献が膨大に引用されているので,あの本はこういうことを言って有名になったのかと,知識の補完ができました。最初の方は,歴史通はかく語る,とでも言える調子だったのが,浩瀚な引用に押されて,何が目的かよくわからなくなった。2012/02/07
メルセ・ひすい
1
10. 28 トクヴィル・・・ 歴史家は、史料を読んで個人の行為や事件のなかにあった動機や意図を追体験し、そこで生じた感動をもって歴史を物語る。歴史家がどのようにして歴史を書くのかについて、さまざまな観点から説く。2008/09/02
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