内容説明
本書は、1970年代初頭からの長期円高傾向における日本企業の経営のグローバル化と「日本的経営」の移転を、東アジアを中心にまとめたものである。全体として、長期的な観点に立って、基本的なメカニズムを抽出した。
目次
序 研究課題と基本的視点―「日本的経営」システムの優位性とその移転
第1部 東アジアにおける日本企業の経営のグローバル化(世界のコスト構造の変化と日本企業の対応;グローバル経営への転換を目ざして;東アジアの雁行的経済発展と日本企業の進出;海外生産と本国への逆輸入 ほか)
第2章 東アジアにおける「日本的経営」の移転(QCD活動と「日本的経営」;東アジアにおけるQCD管理と派遣駐在員の仕事;東アジアの経済発展と「日本的経営」の成立条件;「日本的経営」における現場主義と新しい人間観 ほか)