内容説明
本書は、簿記体系の総合的研究という基本的立場にたって、複式簿記と対比されるべき計算体系としての収支的簿記体系とくにカメラール簿記体系について、その発展史的考察を試みたものである。
目次
序章 古典的カメラール簿記史通観
第2章 カメラール計算原理の確立―プヒベルクおよびユンクの理論
第3章 カメラール元帳の系統的構成―イェーガーの講義録
第4章 計算科学としてのカメラール簿記体系の確立
第5章 二つの簿記体系についての比較論争とカメラール記帳技術の拡張
第6章 行政カメラール簿記―とくにクラップドァの理論について
第7章 経営カメラール簿記―シュナイダーおよびクラップドァの理論
第8章 古典的カメラール簿記体系の一般的特質
第9章 カメラール簿記の改良
第10章 結語―古典的カメラール簿記から近代的カメラール簿記への転開