出版社内容情報
なんでうちの子が…。どうして何も話してくれないの? 私の育て方が悪かったの?――大切なのは、「焦らず、見捨てず、ともにいる」こと。学校に行けない子どもの気持ちと、“家庭でやってはいけないこと”がよくわかる本
【目次】
内容説明
親がやってはいけないこと・すべきこと。子への最大の支えは「待つこと」です。「待つこと」はなにもしないことではありません。大切なのは、家庭という“安全基地”を確保し続けること。心の発達メカニズム「心の振り子運動」から解き明かす、親にしかできないサポートの方法。
目次
1 うちの子、大丈夫?登校しぶりであらわれる幼児返りは思春期のSOS(思春期の登校しぶり 「らしさ」の過剰なあらわれやらしくない態度が異変のサイン;親と子がつくり上げた“タイプ”が崩れていく!登校しぶりの子のSOSと本心 ほか)
2 思春期の心のメカニズム 「心の振り子運動」で大人への階段をのぼっていく(心の振り子運動 思春期の子がもつ「心の振り子」。家庭と外とを往復して自立する;幼児期 愛着形成を通して自立のためのソフトがインストール ほか)
3 親ができるサポート 「待つ」ことが最大の支え。子どもは再び歩き出せる(「待つ」ことの意義 心のエネルギーを蓄えるまでひたすら「待つ」しかない;不登校の見通し 不登校のこれからを、4つの段階で理解する ほか)
4 家族の孤立を防ぐには 子の支え手でいるために、「助けて」と言える態勢をつくる(不登校家庭の孤立化 親自身の孤立度、困り具合を、しっかり受け止める;考え方の転換1 育て方のせいではない。過去よりこれからが大事 ほか)
著者等紹介
齊藤万比古[サイトウカズヒコ]
児童精神科医。1948年生まれ。1975年、千葉大学医学部卒業。1979年より国立国府台病院児童精神科に勤務、1999年に同院心理・指導部長、2003年に国立精神・神経センター精神保健研究所 児童思春期精神保健部長。2008年、国立国際医療センター国府台病院 第二病棟部長、2010年に独立行政法人国立国際医療研究センター国府台病院 精神科部門診療部長を歴任。2013年、愛育病院 小児精神保健科部長、2015年より愛育研究所 児童福祉・精神保健研究部部長/愛育相談所所長を務め、2023年から恩賜財団母子愛育会愛育研究所顧問。併せて2013年より青渓会駒木野病院顧問、2018年より翠松会松戸東口たけだメンタルクリニック医師。専門は児童思春期の精神医学・力動精神医学。不登校・ひきこもり、発達障害を含む思春期のメンタルヘルス支援、家庭・学校・医療の連携に注力してきた。医学博士、精神保健指定医、日本精神神経学会専門医、日本児童青年精神医学会認定医、子どものこころ専門医。近年は保護者向け啓発や早期支援の重要性を発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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