出版社内容情報
「なぜ僕はこんなことをしているのだろう? こんな毎日が死ぬまで続くのだろうか?」
希望の会社に入社したものの、自分を犠牲にして働くこと、何よりお金が優先されること、頑張っても報われないこと……、すべて不条理に感じた。
そんな僕を成長させてくれたのは「偉人たちの言葉」だった――!
例えば、
・思い描いていた毎日と違った→『ゴリオ爺さん』を思い出し、「世界は自分用にできていない」という現実を受け入れた
・「ニッチな仕事で稼ぐなんて無理だろう」と、風当たりを強く感じた→「ないからこそ、やる価値がある」とニーチェが力をくれた
・「好きなことより稼ぐことが大事」という考え方に懐疑的だった→『バガヴァッド・ギータ―』の一節で「やりたいことをやって利益も得る」と決めた
その他、スピノザ、シェイクスピア、カント…人生の格言が満載。
あなたも、友達に相談するより、SNSに吐き出すより、「偉人たちの言葉」に頼ってみませんか?
【目次】
プロローグ 教養は、人生を切り拓く武器になる
第1章「この世界は自分用ではない」から、完全も不完全もない
――文学への扉 『ゴリオ爺さん』
第2章 「効率的な生活」では気づけないことがある
――文学への扉 『罪と罰』
第3章「自由な意思は存在しない」から、後悔なんて無駄なこと
――哲学への扉 スピノザ「自由意志」
第4章 ときには、「自分が主人公」になることも必要
――文学への扉 『ドン・キホーテ』
第5章 自分用にできていないからこそ、世界は素晴らしい
――哲学への扉 ヘーゲル「アウフヘーベン」
第6章 世界は不条理なのだから、仕方ない
――宗教への扉 旧約聖書『ヨブ記』
第7章 欲望のままに生きるのは、自由なのか
――哲学への扉 カント「自律」
第8章 このままでもいい、だけど「新しい世界」がある
――文学への扉 『ハムレット』
第9章 善悪なんて、自分で決めてしまえばいい
――哲学への扉 ニーチェ「貴族と奴隷」
第10章 「この世界で生きていく」という覚悟を持つ
――宗教への扉 『バガヴァッド・ギーター』