出版社内容情報
特に理由なく、学校にいけなくなった。元気がない、夜眠れない、ごはんが食べられない。「うざい」「うるさい」などの悪態をつく。――思春期特有の心のメカニズムと抑うつ・不安との関係を正しく理解し、子どもを守るヒント
内容説明
これまで元気にやってきたのに、一体どうしたんだろう?あらわれている症状の原因は、どこにあるのだろう?わが子の心がわからないと嘆く前に、思春期の子どもの“他人に心の内をうまく伝えられない”“症状や言動が、不安や抑うつ、ストレスからのものだと自覚できない”精神状態を理解し、不安定な時期を乗り越えていくためのアドバイス。
目次
1 子どもからのSOS!抑うつ・不安のサインを見逃さないで(SOSサイン もしかしてこんなSOSサインを出していない?;思春期の抑うつ・不安(1) 10代の問題の根底にうつ病未満の抑うつがある ほか)
2 わが子の心がわからないと嘆く前に 思春期の心のメカニズムを理解する(思春期心性(1) 心身ともに変化する10代特有の不安定な心理
思春期心性(2) 10代前半で親離れが進み、後半で同性仲間を重視する ほか)
3 抑うつ・不安が強い子の未来を守るために 家庭を安全地帯に変える11のふり返りポイント(家庭の役割 まずは安全に休ませる。回復したら得意をのばす;ふり返りポイント1 生活が変わるようなできごとはなかったですか? ほか)
4 家族だけで悩まないで 医療機関でうつ病の治療を受ける(受診のタイミング 時間が経つほど悪化しやすい。ためらわずに第三者に相談;思春期から注意したいうつ病以外の心の問題 ほか)
著者等紹介
舩渡川智之[フナトガワトモユキ]
日本精神神経学会指導医・専門医。日本児童青年精神医学会認定医。子どものこころ専門医・指導医。栃木県出身。2004年山形大学医学部医学科卒業。2年間の初期臨床研修を経て、慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室に入局。同医局の関連病院等での研修の後、東邦大学医学部精神神経医学講座の助教に就任。以来、東邦大学医療センター大森病院メンタルヘルスセンターにて一般精神科臨床の傍ら、児童精神科医として臨床、精神病の予防・回復のためのデイケアの診療にも携わる。児童精神医学、学校精神医学、予防精神医学、精神科リハビリテーションが専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
明るい表通りで🎶
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