内容説明
たとえどんな状況にあったとしても、人は新たな物語の中で自分を輝かせる力を持っているんです。2,500人を看取った医師が明かす、“今”が尊く思える極意。
目次
第1章 「生きていくこと」には一つひとつ意味がある―たくさんの「いのち」が教えてくれること(人生の「物語」はいつでも書き換えられる;「できること」に目を向けよう ほか)
第2章 支えになってくれる人は必ずそばにいる―家族がいてもいなくても…(家族の介護力;必ず誰かを見つけられる ほか)
第3章 悲しみや苦しみを取り込んで生きるということ―どんな思いも「生きる糧」に変えられる(人はみな喪失とともに生きている;涙は思い切り流せばいい ほか)
第4章 いま、やりたいことを全うする―選択肢はあなた自身が握っている(「自己実現」という名のハードル;「治療」と「生き甲斐」のジレンマ ほか)
第5章 生きていく価値は日ごと増えていく―こうしてそれぞれの物語は「小さな奇跡」となる(あなた自身が「がん」なのか?;病気と折り合いをつけて生きる ほか)
著者等紹介
奥野滋子[オクノシゲコ]
1960年富山県生まれ。金沢医科大学卒業。順天堂大学医学部麻酔科学講座で麻酔・痛み治療に従事。2000年より緩和ケア医に転向。神奈川県立がんセンター、順天堂医院緩和ケアセンターを経て、現在医療法人社団若林会湘南中央病院在宅・緩和ケア部門長として、臨床と教育の両面で緩和ケアに携わっている。東洋英和女学院大学大学院人間科学研究科(宗教学分野)修士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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