出版社内容情報
祈りと共に国を統べる王女たちの大河ロマン、堂々の完結。身体のどこかに浮く花の形の痣と、「星読の力」と呼ばれる予知能力を持つ代々の女王が国を治めてきた黎明の国。
スウェン・ルシェの姉妹が荒廃した国土を建て直して8年。時代は動乱期から再生期へと移り変わりつつあった。
妹のルシェが生んだ皇国の血筋を継ぐ一人娘・イーリアと、国の荒廃を招いた前女王の血を受け継ぐ前十娘・エジカ。
黎明国初代女王を彷彿とさせる鮮やかな花の痣と、叔父のキナンを越える星読の才能を開花させるイーリアを姉として導きながら人知れず苦悩するエジカ。
「忌むべき血を持つ自分が、王女としてここにいてもいいのだろうか――」二人の娘が母や父を思いながら選ぶ自らの歩む道とは――? 国を統べる娘たちの大河ロマン、堂々の完結。
喜咲冬子[キサキトウコ]
著・文・その他
伊藤 明十[イトウ アキト]
イラスト
内容説明
スウェンが黎明国女王に即位し8年。時代は姉妹が荒野を駆け抜けた動乱期から、妹ルシェの一人娘・イーリアと、その姉として育てられた前十娘・エジカが生きる再生期へと移り変わりつつあった。初代女王を思わせる鮮やかな花の痣と、幼いながら叔父のキナンを超える星読の才能を持つイーリア。その傍らでエジカは、自らが国の荒廃を招いた前女王の忌むべき血を引くことに悩んでいた。新しい時代に生きる二人の王女が歩む、自らの人生とは―?祈りと共に国を統べる娘たちの大河ロマン、堂々の完結。
著者等紹介
喜咲冬子[キサキトウコ]
2015年、第三回富士見ラノベ文芸大賞にて『黎明国花伝 星読の姉妹』(受賞後改題改稿)が、緻密な世界観設定と対照的な姉妹の生き様を鮮やかに描き、審査員特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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