内容説明
「死ね!」「お前なんか価値がない」等、耐えがたい暴言や、無視、暴力…。小説『オルゴール』で若い世代から圧倒的支持を得た著者が、絶望的な現実から立ち直り、生き延びる術を伝えた初のメッセージ集。
目次
第1章 たった一人でがんばってきた君へ―君が、かけがえのない存在である理由(君は一人じゃない;生きる価値のない人間なんていない ほか)
第2章 なぜ、いじめられてしまうのか?―現状を変える前に認識しておきたいこと(加害者たちは、こうして見逃されている;いじめられている方が悪いの? ほか)
第3章 いまを“生き延びる”ために―“状況”を動かすのに必要な心構え(きれいごとは、一切捨てよう;おかしいことは疑っていい ほか)
第4章 “半歩ずつ”でもいい一緒に進んでいこう―君の身を守る実践方法(ヒントは君のすぐ近くにある;「観察」することで自分もわかる ほか)
第5章 自分の“力”に自信を持って―この方法でさらに“状況”は動かせる(たくさんの「力」が君を守る;なぜ、ぼくのこころはラクになったのか? ほか)
著者等紹介
中園直樹[ナカゾノナオキ]
1974年、大阪府に生まれ、宮崎県で育つ。小学校3年から大学2年までいじめにあう。その後、何度も再発した危機感から、いじめにあわない方法を考えて実践する。「いじめを止めたい、自殺を思いとどまらせたい」という一念で、『オルゴール』(文芸社)を刊行。高校時代の執拗ないじめを自伝的に描いた、この作品への反響は大きく、小中高生に口コミで広がり、ベストセラーとなる。以降、『星空マウス』、『ピエロで行こう』(共に文芸社)など、いじめをテーマにした小説を発表。現在、アルバイトで生計を立てながら執筆活動を行い、いじめを受けている子どもたちからの相談を受けたり、講演活動なども行っている。「詩人会議」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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