京の町家 丁寧な暮らし

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784804761077
  • NDC分類 382.162
  • Cコード C0095

内容説明

ここちよく生きるためのほんの少しの手間ひま。古くて新しい京都の暮らし―町家に嫁いで20年。築105年の家と向き合って生きる。取り戻したい日本のこころがここにあります。

目次

第1章 町家と暮らす(家は家族です―「預からしてもらいます」、過去からの思いのつながり;がまんはしていません―新しくても古くても同じこと、快適さを少し加えてメリハリのついた生活がいい ほか)
第2章 丁寧な日々(丁寧に、そして上手に手を抜く―雑巾で拭くのがいちばん、完璧でなくてもきもちよく;暮らしの痕跡を残したい―心を静めてくれる庭掃除、おろそかにはできない ほか)
第3章 おつきあいの知恵(きまりごと―楽になれる約束ごと、いろいろ、おからは借金をカラにする;気をつかうということ―相手のために手間ひまかける「相手さんのあることやし」、“じぶんどき”をはずす心配り ほか)
第4章 「和」のこころ(きれいな言葉で話したい―汚い言葉は口から蛙が飛び出すかのよう、美しい言葉は宝石;あいさつをおろそかにしない―「こんにちは、ていうのえ」、あいさつは相手を知る第一歩 ほか)
第5章 京都の四季折々(一月―家族で祝うハレの日のお雑煮、お正月のお客様をお迎えする準備;二月―一年の節目を節分に、華やぎを感じる梅花祭 ほか)

著者等紹介

小島冨佐江[コジマフサエ]
同志社大学文学部卒業。結婚して中京の町家の住人となる。その立場から、京町家の保全、再生、経営などを考える活動にかかわる。自宅を拠点に、町家の暮らしをテーマにした「京町家歳時記」を主宰している。京町家再生研究会事務局長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鏡子

3
自分はコーポ住まいで住んでいるのも岡山県だが、この様にとまでとは行かずとも、すこし真似て日常に四季を取り入れる事は可能だと思った。京都の人々の温度感の様な物も読んでいて感じた。京都の人は冷たい、と云うのをどこかで聞いた事があるが、冷たいと云うよりは、品があって、ヒヤリといい意味で冷たい、そんな印象を持った。”つろく”する(分相応、似合うなどの意)とか”なんぞごと”(特別な行事)であるとか、方言が美しい!町家という古い家で、昔ながらの四季を取り入れながら、暮らす。想像しただけでも、そんな生活は、楽しい。2012/10/11

ぎすけ

1
古きよき日本の姿がまだ京都にはちょこっと残っている。こういう伝統が細くも長く続いて欲しいものだ。2009/01/04

すなめり

0
京都の町家に興味がある。NHKの「西田直美の京都学」を見てさらに興味がわき、この本を手に取った。  京町家の住民は、町家をとても大切にしており、「家に住む」ではなく「家と暮らす」という感覚でいるそうだ。掃除は大変だが、丁寧に掃除することで見えてくることがあるそうだ。番組に出演されていた町家に住んでいる人がこの本の著者だ。  この本は京町家よりもそこに根付く丁寧な暮らしに重きを置いた本だった。とても良い本だった。今すぐに全てをまねできないが、とても大切なことが沢山書かれていた。

まげりん

0
小松町家に住んでいるのでわかるのですが、「ちょっと不便」じゃ済まないくらい町家は寒いです。こういう余裕を持って暮らせるといいんだけど、やっぱり暖かいお家にあこがれます。2011/02/11

tsukimemo

0
冒頭数ページ読んで頭の中に「大阪豆ゴハン」が浮かんだw って言ってわかってくれる人は多分いない。絶対 手入れできないし 不便さに耐えられないけどやっぱ憧れる。2010/12/21

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