内容説明
年老いて、自分の人格がより完成に向かっていくタイプの人と、逆に少数ではあるが、偏屈な方向に向かっていく、あるいは頑固、猜疑心といった方向に向かっていく人がある。豊かな老いを迎えるために、今から私たちが心がけておくべきことは何か?老いて心病む患者と向き合ってきた著者が贈る“生き方のヒント”。
目次
第1章 なぜ、老いて「うつ」になるのか―孤独と不安が心の病を引き起こす
第2章 知能・人格を変えてしまう「障害」―老いと痴呆との関係性
第3章 老いの孤独とどう付き合うか―うつを遠ざける「心の癒し方」
第4章 “老いの不安”に怯えずに暮らす―納得して生きるために考えておきたいこと
第5章 頭と心を刺激することで、能力は保たれる―老年期をいきいきと楽しむ方法
第6章 老いを受け入れ、豊かに生きる―死を完成として迎えるために
著者等紹介
町沢静夫[マチザワシズオ]
精神科医、医学博士、立教大学教授。1945年新潟県生まれ。東京大学文学部心理学科、横浜市立大学医学部卒業。国立精神・神経センター精神保健研究所を経て、1994年町沢メンタルヘルス研究所を開設。臨床医として優れた治療実績をもち、日比谷クリニック、式場病院などで診療を行なっている
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