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内容説明
日米の地方紙から見た、普通のアメリカ人と日本人が考えていること。世紀末をチャンスとするヒントが満載の本。
目次
1 日米「政治・経済」よみくらべ
2 日米「社会問題」よみくらべ
3 日米「女性観」読みくらべ
4 日米「戦争・国際化」よみくらべ
5 日米「犯罪事情」よみくらべ
6 日米「文化・風俗」よみくらべ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
6
モーリー・ロバートソンの御母堂が、故郷富山の地方紙に連載したコラムの書籍。富山の地方紙「北日本新聞」と、著者が執筆当時在住していたピッツバーグの地方紙を比較し、日米の大新聞でない"普通の新聞"の記事の論調や焦点の当て方、文体表現などを比較する、大変興味深い内容。日米間の外交問題が、日本とアメリカでは全く違うニュアンス(どちらも自分達に都合の良い)で報道されており、ギャップが大きいこと、日本の記事は基本的に少なく、当然だがアメリカ人のバイアスの掛かった内容になるなど比較するとよくわかる。2014/09/10
西澤 隆
2
酒鬼薔薇事件やダイアナ元妃事故などがあった頃の「日米新聞読み比べ」集は、どこかアメリカ的なものの肯定と「それに比べて日本はどうか」という指摘のにおいが強い一冊。日本の新聞が足で稼いだ記事(調査報道等)が少ない、小説やコラムはただでさえ少ない紙面の無駄埋め、それよりもっとニュースといったことが繰り返し語られる一方「よみくらべ」についてはおなじ事件が日米で扱い方がちがうといった実例はほとんどなく「国によって興味のポイントは違うから両国で々ように記事になることはない」以上ではなく拍子抜けする一冊でもありました。2014/09/22
Tomomi
0
がっつり新聞比較というよりは日米の文化の違いをあれこれ読みやすく書いてあると思いました。少し古い本なので、今読むと時代の違いを感じることもあるけど「あるある」ネタがたくさんあって特にアメリカに住んだことがある人には面白いかも。一番最初の政治面の比較は当時の出来事になってしまうので記憶がなかったり薄かったりしてちょっと読みづらい部分も。2017/06/24