内容説明
人生の醍醐味を満喫した人を〈大人〉と呼び、その人の学んだ学を「大人学」という。人生の醍醐味が何であるかをついに味わえなかった人を小人という。彼らの身につけてしまった学を「小人学」という。大望を抱く人間に不可欠なのは「大気力」である。本書は、エネルギーの切れかかった小人・現代人が、英気を養う方法と、人生を大きく愉しく生きるためのヒントを提案する。
目次
松下電器創業者・松下幸之助―商人道を哲学にまで高める
阪急創始者・小林一三―大衆心理のウラをつく卓抜な発想
旧大日本麦酒創業者・馬越恭平―自分こそ日本一の掘出物である
電車事業の祖・雨宮敬次郎―学問で小賢しくなるより人に学べ
森永製菓創業者・森永太一郎―商人である前に人間であるべきだ
旧東邦電力創業者・松永安佐衛門―人生勝負をさけて通れない
旧日本経済連盟会長・郷誠之助―小細工を弄せず正しきを歩む
三井中興の祖・三野村利左衛門―時代の変化を見事に読んだ先見力
読売グループ創業者・正力松太郎―無から有を引き出す抜群の創意
味の素創始者・鈴木三郎助―寛容と徳を教えた極道的な生き方
本田技研工業創業者・本田宗一郎―人生、本音で生きてこそ面白い