出版社内容情報
道元・澤木興道老師の教えをひとすじに伝え、宗教・宗派を超えて多くの人に慕われた著者の「NHK・こころをよむ」の名講話を再現。
【目 次】
講話の前に
第一回 無常の世
次の瞬間の保証などない/死は「いつ」でも「どこ」でも自分の真下に/いちばん大事なこと
第二回 人間の誠
己れ独りを慎む/沢木興道老師の衝撃的体験/心の調伏
第三回 求道の純
先人の生き方/勇施比丘の罪と救い/どんなに愚かでも
第四回 参学の要
法輪転ずれば食輪転ず/一人きりの世界/自身のために修せず、仏法のために修す
第五回 利鈍の別
今夜、死ぬものと思え/周梨槃特の悟り/今というまに、今ぞ去りゆく/志が切であるか否か
第六回 教導の実
唐太宗の思いやり/なぜ仏に仇なす人がいるのか/他人を叱る心得
第七回 無心の姿
学人、第一の用心/自己の正体/我が身に執しない在り方/従来の身心を放下して
第八回 無限の行
畢竟じて何の用ぞ/只管打坐して大事を明らむ/西川の僧との出逢い
第九回 孝養の真
母を捨てて出家すべきか/慧能禅師の出家/老母を捨ててまで出家する意味
第十回 古徳の心
気づかない誤り/人間の分からぬ人/奢りを慎む/人のあやまちに対して
第十一回 学道の極
己れの持ちものを捨てる/財宝を海に沈めた?居士/仏道の身心/世情に随うことなかれ
第十二回 仏道の願
重心の置き方/ハタラキ・道・自己/道元禅師の歴史観/今をおいて、いつそれを果たすのか
第十三回 真実の光
「捨てる」という「求め」の誤り/ひとむきに、無条件で/南嶽磨磚の意味/ 道元禅師の坐禅
【付 編】
禅宗の修行
孤雲懐奘
人生を決めた仏教書〈『禅談』『正法眼蔵随聞記』など〉
禅僧の臨終〈沢木興道〉
赤心の人〈沢木興道老師を偲ぶ〉
あとがき(初版)
増補版のための あとがき
鈴木 格禅[スズキ カクゼン]
大正15年 愛知県に生まれる。昭和21年 出家得度。昭和28年 駒澤大学仏教学部卒業。昭和37年 駒澤大学兼任講師。以後、助教授・教授を歴任。この問より各地で参禅指導にあたる。平成元年 駒澤大学禅研究所所長。平成3年 この年より永平寺東京別院にて眼蔵会講師を務める。平成9年 駒澤大学を定年退職。平成10年 この年より永平寺にて眼蔵会講師を務める。平成11年 遷化(72歳)主な著書 『参禅指導の手引』(昭和38年、曹洞宗宗務庁)。『正法眼蔵随聞記』(昭和63年、日本放送出版協会)『禅の修行』(平成元年、社団法人日本能率協会)。『禅と念仏』(共著、昭和58年、大蔵出版)『道元禅師全集』5・6・7(共著、平成元?2年、春秋社)『坐禅要典』(指導、平成10年、大法輪閣)その他共著多数。
目次
無常の世
人間の誠
求道の純
参学の要
利鈍の別
教導の実
無心の姿
無限の行
孝養の真
古徳の心
学道の極
仏道の願
真実の光
禅宗の修行
孤雲懐奘
人生を決めた仏教書(『禅談』『正法眼蔵隋聞記』など)
禅僧の臨終(沢木興道)
赤心の人(沢木興道老師を偲ぶ)
著者等紹介
鈴木格禅[スズキカクゼン]
大正15年愛知県に生まれる。昭和21年出家得度。昭和28年駒澤大学仏教学部卒業。昭和37年駒澤大学兼任講師。以後、助教授・教授を歴任。同大学在職中より各地で参禅指導にあたる。平成元年駒澤大学禅研究所所長。平成3年この年より永平寺東京別院にて眼蔵会講師を務める。平成9年駒澤大学を定年退職。平成10年この年より永平寺にて眼蔵会講師を務める。平成11年遷化(72歳)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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