曼荼羅図典 （縮刷版）

染川 英輔【図版】/小峰 弥彦/小山 典勇/高橋 尚夫/廣澤 隆之【解説】

大法輪閣（2013/02発売）

• サイズ A5判／ページ数 424p／高さ 22cm
• 商品コード 9784804613451
• NDC分類 186.8
• Cコード C0515

内容説明

密教の教えを美しく図示した両部（胎蔵と金剛界）曼荼羅。そこに描かれた全尊の的確な線描による白描画とともに、各尊ごとに種字・印相・三昧耶形を図示し、密号・真言・解説を付したほか、「曼荼羅とは何か」の概説、胎蔵曼荼羅十二院、金剛界曼荼羅九会の解説も加えた、「曼荼羅」理解必携の書。

目次

胎蔵曼荼羅（中台八葉院；遍知院；蓮華部院（観音院）
金剛手院
持明院　ほか）
金剛界曼荼羅（成身会；三昧耶会；微細会；供養会；四印会　ほか）

著者等紹介

染川英輔［ソメカワエイスケ］
１９４２年、台北に生まれ、鹿児島で育つ。１９６５年、東京芸術大学日本画科卒業。作品買上げ。１９６７年、同大学院修了、法隆寺金堂壁画復元模写（吉岡班）に助手として参加、さらに翌年、同堂の小壁画を模写。東西の古典芸術を研究。１９８３年より東京都練馬区観蔵院の両部曼荼羅の制作に着手、２００１年に完成。また２００５年より東京都練馬区三寳寺地蔵堂壁画「新・六道図」の制作に着手、２０１２年に完成。創作とともに「仏画の会」を主宰し、指導に当っている

小峰弥彦［コミネミチヒコ］
１９４５年、東京都に生まれる。大正大学仏教学部仏教学科卒業、同大学院博士課程仏教学修了。大正大学教授、同大学前学長。東京都練馬区観蔵院住職。２００２年に観蔵院曼荼羅美術館建立

小山典勇［コヤマテンユウ］
１９４５年、埼玉県に生まれる。大正大学・東京大学大学院で古代ヒンドゥー教の宗教・倫理について研究。現在、大正大学教授、全国青少年連絡協議会専門委員。埼玉県寄居町常光寺住職

高橋尚夫［タカハシヒサオ］
１９４４年、東京都に生まれる。大正大学仏教学部梵文学科卒業、同大学院博士課程仏教学修了。現在、大正大学特任教授、大正大学綜合仏教研究所所長。埼玉県春日部市大王寺住職

廣澤隆之［ヒロサワタカユキ］
１９４６年、東京都に生まれる。京都大学文学部哲学科卒業、大正大学大学院博士課程宗教学修了。現在、大正大学教授、智山伝法院院長等。八王子市浄福寺住職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[KAZUKI]

とある図書館や展示されている曼荼羅が気になり。 胎蔵界曼荼羅の方で曜日や〜座、そして曼荼羅での人間の意味が摩拏赦（まどしゃ）等、今までは何か曼荼羅だけでなく作品をああ〜凄いでしか見てなかったですが、コレを機会に意味を理解したうえで見ることで新たな発見が見えてくるなと思いました。

2016/05/20

[へんかんへん]

貪欲を離れるほど重い罪はこの世界に存在しないそれゆえ汝は決して愛欲を遠離すべきではない

2015/09/25

[クックーナ]

まさに大図典です。曼荼羅の構造、諸仏など関係性の全容を知りたくても、様々な専門家の主張の断片をつなぎあわせて、自分なりにまとめるという作業が必要かなと思って、その手間から敬遠していましたが、この図典で解決しました。「会」で区切られた境界は隔たりを現すのではなく、諸仏はあくまでシンボルであり、それぞれが核の大日如来に帰するものであり、また同時に大日如来のはたらきを現すということがよく分かりました。コンパクトで手軽な図解 曼荼羅入門 (角川ソフィア文庫)小峰彌彦と一緒に読むとさらに理解を後押ししてくれます。

2018/03/26