内容説明
永年禅文学研究（五山文学）一筋に携わってきた深い理解をもとに、道元禅師の中国での正師・如浄禅師の語録を書き下し文にし、『正法眼蔵』『碧巌録』『景徳伝灯録』などの関連する資料からの用例を挙げた語注に口語訳と評言を加えた労作。
目次
１ 如浄禅師語録序
２ 如浄和尚語録巻上（住建康府清涼寺語録；台州瑞岩禅寺語録 ほか）
３ 如浄和尚語録巻下（明州天童景徳寺語録；小参 ほか）
４ 天童遺落録（天童山景徳寺如浄禅師続語録）
５ 入宋伝法沙門道元記（序；問答・機縁 ほか）
著者等紹介
蔭木英雄［カゲキヒデオ］
１９２７年神戸市湊東区荒田町に生まれる。１９４４年陸軍予科士官学校で、殺生戒を犯す訓練中に喀血、陸軍病院入院。１９４７年国立兵庫療養所で胸廓手術を受け片肺となる。青原寺和尚より英種居士の法名を頂き、所内の参禅会に入る。１９４８年兵庫県揖保郡太市小学校助教諭をふり出しに、小中高校に勤務。１９７０年関西大学大学院博士課程修了。１９９５年相愛大学定年退職、名誉教授となる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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