内容説明
「正法眼蔵」とは何か。「正伝の坐禅」とは何か。仏教の基礎学を学得し、道元禅師・澤木興道老師の仏法に生き抜いた酒井老師が、曹洞宗の宗旨の根幹を説き明かした主要著作9篇。
目次
1 道元禅の本質―只管打坐
2 禅の真髄
3 曹洞宗
4 僧堂生活
5 『正法眼蔵』と坐禅
6 正法眼蔵禅者の基本姿勢について
7 永平広録
8 道元禅師の出家の意義
9 証道歌
著者等紹介
酒井得元[サカイトクゲン]
明治45年、名古屋市に生まれる。昭和10年駒澤大学仏教学科卒業。同11年、京都紫竹林学堂に入り、京都大学文学部哲学科専科に3年間在学。同14年春、大本山総持寺に安居、後堂であった澤木興道老師に遭う。同年秋、大本山永平寺安居。同16年、澤木老師の天暁禅苑(栃木県・大中寺。19年10月解散)に入り、以後澤木老師に師事。昭和24年より62年まで駒澤大学に奉職。文学博士・名誉教授。32年、金沢市・大乗寺に宗立僧堂が開かれ、澤木老師と共に雲水を指導(37年閉単)。52年より62年まで大本山永平寺眼蔵会講師。平成8年11月22日遷化。84歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。