内容説明
最古の経典集“パーリ仏典”が伝えた“法”=経典と“律”=戒律からなるブッダのことばの全体を、この一冊で展望する画期的な解説書。
目次
序章 パーリ仏典とは何か
第1章 長部経典
第2章 中部経典
第3章 相応部経典
第4章 増支部経典
第5章 小部経典
第6章 律蔵
終章 仏道
著者等紹介
片山一良[カタヤマイチロウ]
1942年、兵庫県赤穂市に生まれる。駒澤大学仏教学部仏教学科卒業、同大学大学院修士課程修了。1970年、大谷大学大学院博士課程単位取得退学。1985年、駒澤大学仏教学部教授。花岳寺住職。現在にいたる。その間、オックスフォード大学客員研究員、東京大学非常勤講師、中山大学(中国)客員教授を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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パーリ仏典とは何か: 仏ということ 心と因果 パーリ三蔵 仏語の世界 法の四義・六律 長部経典: 構成 梵網経 沙門果経 大般涅槃経 大念処経 世起経 シンガーラ経 中部経典: 構成 根本五十経篇 中分五十経篇 後分五十経篇 相応部経典: 構成 有偈篇 因縁篇 蘊篇 六処篇 大篇 増支部経典: 構成 一~十一法集 小部経典: 構成 小誦 法句 自説 如是語 経集 天宮事 餓鬼事 長老偈 長老尼偈 本生 義釈 無碍解道 譬喩 仏種姓 所行蔵 律蔵: 律とは何か 僧団の和合 仏道: パーリ仏典を学ぶために2024/09/18
やまえつ
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パーリ仏典とは、タイ、ミャンマー、スリランカなどに伝わる上座部仏教の聖典である。パーリ仏典は経、律、論の三蔵から構成されるが、この本では経と律が解説されている。パーリ仏典はブッダの説法を中心にして膨大な数があるのだが、それが一冊の本にコンパクトにまとめられている。私としては、長部経典が面白そうだと思った。パーリ仏典のよいガイドブックだと言えると思う。2008/08/10