内容説明
鳩摩羅什訳『中論』とチベット語訳『無畏註』の梵原本は同一書であることを、全二十七品(章)にわたって実証し、青目釈より漢訳者・羅什自身の中観思想を抽出。加えて、仏護、清弁、月称、観誓までの『中論頌』解釈を対照し、各々の特徴を浮彫にする。本書『下』では全四巻中、巻第三、巻第四を収録。
目次
中論 巻第三(観有無品 第十五;観縛解品 第十六;観業品 第十七;観法品 第十八;観時品 第十九;観因果品 第二十;観成壊品 第二十一)
中論 巻第四(観如来品 第二十二;観顛倒品 第二十三;観四諦品 第二十四;観涅槃品 第二十五;観十二因縁品 第二十六;観邪見品 第二十七)
著者等紹介
丹治昭義[タンジテルヨシ]
1932年、静岡県生まれ。京都大学卒。現在、関西大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。