内容説明
自らはより厳しい民族的苦難に直面しながら、やさしさと思いやり、そして冷静な現実把握により、日本人を励ます珠玉のメッセージ。
目次
二十一世紀を担う日本の子供たちへのメッセージ
意義ある人生と教育とは
現代社会と精神的価値
信ずる心と平和
普遍的な責任感―私が旅する理由
宗教と調和
仏教の基礎―『般若心経』からカマラシーラ『修習次第』へ
著者等紹介
ダライ・ラマ14世テンジン・ギャツォ[ダライ・ラマジュウヨンセイテンジン・ギャツォ][H.H.the Dalai Lama,Tenzin Gyatso]
1935年、チベット東北部アムド地方に生まれる。2歳のとき転生活仏ダライ・ラマ14世と認められる。1949年の中国のチベット侵略に伴い、15歳で政治・宗教両面の国家最高指導者となる。1959年に亡命。インドのダラムサラに亡命政権を樹立。チベット問題の平和的解決を訴えつづけ、1989年にノーベル平和賞受賞
リンチェン,マリア[リンチェン,マリア]
日本名・鴨居真理。高知県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。一級建築士。1985年よりダラムサラ在住。チベット亡命政府の依頼で伝統文化継承の拠点となるべきノルブリンカ・インスティテュートの設計・建築に携わり、同時にゲシェ・ソナム・リンチェン師に師事、仏教を学ぶ。ダライ・ラマ法王をはじめとするチベット高僧の講義や講演の通訳を務め、2000年以来、法王来日時の通訳も担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。