内容説明
安楽死・尊厳死・死にゆく者へのケア・ホスピスは今？現状を紹介し世に問いかける。
目次
第１章 欧米的ターミナル・ケアとデス・エデュケーション
第２章 日本仏教のターミナル・ケアとデス・エデュケーション
第３章 有限と無限との対峙から合一へ
第４章 白隠の死の準備教育
第５章 仰臥禅の行い方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マサトク
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臨済宗中興の祖である白隠禅師を軸に、ターミナルケア等交えて「死」の周辺について語り、仰臥禅の効能にたどり着く本。寿命因子のDNAを仰臥禅でコントロールするというのはあまりに眉唾がすぎるが、禅がどのように死と向き合ってきたか、というあたりは有益。とはいえ僧侶の手による本ではない、という留保はいるかなあ。野狐禅とまでは言わないが、「独自研究」の色は強い。2021/05/27
