パーリ仏典〈第3期-8〉相応部(サンユッタニカーヤ)六処篇(2)

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パーリ仏典〈第3期-8〉相応部(サンユッタニカーヤ)六処篇(2)

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  • サイズ A5判/ページ数 581p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784804312200
  • NDC分類 183
  • Cコード C3315

出版社内容情報

本書は、六処相応の後半部分、つまり前書『六処篇?』の続きである。六根および六境は無常であり、無我であることを釈尊が説き示す。本巻は、六処篇「一〇相応」(四二〇経)のうち、後半の九相応、すなわち第二「受相応」?第一〇「無記相応」、一七二経からなる。
 第二 受相応は三章、三一経からなり、受、すなわち三受(楽受・苦受・非苦非楽受)を主とする感受の生滅、無常に関する説示を内容とする。
 第一「有偈の章」は一〇経からなり、最初の六経は偈を有している。
 第二「静処の章」は一〇経から、第三「百八根拠の章」は一一経からなる。その第一「シーヴァカ経」は、仏が、竹林精舎に住んでおられたとき、そこへやって来たモーリヤ・シーヴァカ遍歴行者の「個人が感受する楽・苦・非苦非楽のすべては以前に作られたものを因とする、という沙門・バラモンたちの見解」に関する質問に答えられたものである。感受されるものは、?胆汁、?粘液、?風、?集合(三者)、?季節、?災難、?攻撃、?業異熟からも起こるから、その見解は邪である、と。
第三 女性相応は三章、三四経からなる。女性一般に関する説示を内容とする。第一「第一中略の章」は一四経、第二「第二中略の章」は一〇経、第三「力の章」は一〇経からなる。
その第一「無所畏経」は、仏が比丘たちに、五の力をそなえている女性は畏れることなく家に住む、と説かれたものである。五の力とは、容色、財産、親族、息子、戒の力をいう。
 第四 ジャンブカーダカ相応は一六経からなる。
 その第一「涅槃問経」は、ジャンブカーダカ遍歴行者による「涅槃とは何か」との質問に答えて、サーリプッタ長老が「貪・瞋・痴の尽滅が涅槃と言われ、それを目のあたり見るための行道が聖八支道である」と説いたものである。
 第五 サーマンダカ相応は、中略すれば二経(第一「サーマンダカ経」と第一六「難行問経」)からなるが、詳説(復元)すれば一六経からなる。いずれの経もサーマンダカ遍歴行者とサーリプッタ長老との問答からなる。
 第六 モッガッラーナ相応は一一経からなり、神通第一のマハーモッガッラーナ(大目連)長老に関する話を内容とする。
 第七 チッタ相応は一〇経からなり、いずれもチッタ資産家(質多居士)に関する話を内容とする。
 第八 村長相応は一三経からなり、いずれも村長と呼ばれる者が仏のもとに行き、法の説示を受ける話を内容とする。
 第九 無為相応は二章、四四経からなり、無為(涅槃)に関する説示を内容とする。
 まず、第一章は一一経からなり、その第一「身至念経」は、仏が比丘たちに、無為と無為にいたる道とについて説かれたものである。
 第二章は三三経からなる。
 その第一「無為経」は、仏が比丘たちに、無為と無為にいたる道とについて説かれたものである。
 第十 無記相応は一一経からなり、無記(解答されないもの)に関する説示を内容とする。

凡  例

解説 六処篇?所収経の梗概

第二 受相応
第一 有偈の章
1 定経/楽経/捨断経
4 深淵経/当見経/矢経
7 第一疾病経/第二疾病経
9 無常経/触根本経

第二 静処の章
1 静処経/第一虚空経
3 第二虚空経/舎経
5 第一アーナンダ経
6 第二アーナンダ経/第一衆多経
8 第二衆多経/パンチャカンガ経
10 比丘経

第三 百八根拠の章
1 シーヴァカ経/百八経
3 ある比丘経/以前経
5 智経/衆多比丘経
7 第一沙門バラモン経
8 第二沙門バラモン経
9 第三沙門バラモン経/純経
11 無味経

第三 女性相応
第一 第一中略の章
1 女性経/男性経
3 特殊苦経/「三法を」経
5 忿怒者経/怨恨者経
7 嫉妬者経/吝嗇者経
9 犯行者経/悪戒者経
11 少聞者経/懈怠者経
13 失念者経/五怨経
第二 第二中略の章
1 無忿怒者経/無怨恨者経
3 無嫉妬者経/無吝嗇者経
5 無犯行者経/善戒者経
7 多聞者経/努力精進者経
9 念現前者経/五戒経
第三 力の章
1 無所畏経/「強制して」経
3 「征服して」経/一経
5 部分経/「追放する」経/因経
8 境遇経/五戒無所畏経
10 成長経

第四 ジャンブカーダカ相応
1 涅槃問経/阿羅漢果問経
3 法説者問経/「何のために」経
5 安息達者経/最上安息達者経
7 受問経/漏問経
9 無明問経/愛問経
11 暴流問経/取問経
13 有問経/苦問経
15 有身問経/難行問経

第五 サーマンダカ相応
1 サーマンダカ経/阿羅漢果問経
3 法説者問経/「何のために」経
5 安息達者経/最上安息達者経
7 受問経/漏問経
9 無明問経/愛問経
11 暴流問経/取問経
13 有問経/苦問経
15 有身問経/難行経

第六 モッガッラーナ相応
1 第一禅問経/第二禅問経
3 第三禅問経/第四禅問経
5 空無辺処問経
6 識無辺処問経
7 無所有処問経
8 非想非非想処問経
9 無相問経/サッカ経
11 チャンダナ経

第七 チッタ相応
1 束縛経/第一イシダッタ経
3 第二イシダッタ経/マハカ奇跡経
5 第一カーマブー経
6 第二カーマブー経/ゴーダッタ経
8 ニガンタ・ナータプッタ経
9 裸形者カッサパ経/見病者経

第八 村長相応
1 チャンダ経/ターラプタ経
3 ヨーダージーヴァ経/ハッターローハ経
5 アッサーローハ経
6 アシバンダカプッタ経/田喩経
8 法螺貝吹経/家経
10 マニチューラカ経/バドラカ経
12 ラーシヤ経/パータリヤ経

第九 無為相応
第一章
1 身至念経/止観経
3 有尋有伺経/空定経
5 念処経/正勤経
7 神足経/根経/力経
10 覚支経/道支経
第二章
1 無為経/不屈経
3 無漏経/諦経
5 彼岸経/微妙経
7 極難見経/不老経
9 常恒経/不壊経
11 不可見経/無妄執経
13 寂静経/不死経
15 妙勝経/吉祥経
17 安穏経/愛尽経
19 不思議経/未曾有経
21 無災経/無災法経
23 涅槃経/無悩害経
25 離貪経/清浄経
27 解脱経/無執着経
29 島経/洞窟経
31 庇護所経/帰依所経
33 到彼岸経

第十 無記相応
1 ケーマー経
2 アヌラーダ経
3 第一サーリプッタ・コッティカ経
4 第二サーリプッタ・コッティカ経
5 第三サーリプッタ・コッティカ経
6 第四サーリプッタ・コッティカ経
7 モッガッラーナ経
8 ヴァッチャゴッタ経
9 論議堂経
10 アーナンダ経
11 サビヤ・カッチャーナ経

補註
索引

片山 一良[カタヤマ イチロウ]
翻訳

内容説明

釈尊の生きた言葉を伝えるパーリ仏典の最新の現代語訳。ビルマ第六結集本を底本にして、伝統の註・復註による解釈をほどこす初めての書!!

目次

解説 六処篇2所収経の梗概
第2 受相応
第3 女性相応
第4 ジャンブカーダカ相応
第5 サーマンダカ相応
第6 モッガッラーナ相応
第7 チッタ相応
第8 村長相応
第9 無為相応
第10 無記相応

著者等紹介

片山一良[カタヤマイチロウ]
1942年兵庫県赤穂市に生まれる。1965年駒沢大学仏教学部仏教学科卒業。1967年駒沢大学大学院修士課程修了。現在、駒沢大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。