内容説明
古代インドの仏教事情を知る貴重な手がかり。いかなる善行も自らの悪行を帳消しにはできない。世間の酷い定めを怪しく説き示す教訓話。そして人々はいつしかブッダの教えに聞き入っている。説話文献だけが保存したインド仏教の機微。インドの仏教説話集。世界初の全訳。
目次
素行の悪い比丘の末路
土塊の布施がもたらしたインドの覇権
麗しき目がもたらした悲劇
在家信者の兄と出家者の弟
権力に勝る心の自在
スダナ王子の恋愛
出家して阿羅漢になった五百人の百姓
自らの体を布施するブッダの本生話
古代インドにもあったストーカー事件
布施の種類とその果報
覚りを開いた愚者
女性を巡る人間模様
阿羅漢になった父と地獄に堕ちた息子
著者等紹介
平岡聡[ヒラオカサトシ]
1960年京都市に生まれる。1983年佛教大学文学部仏教学科卒業。1987年米国ミシガン大学アジア言語文化学科に留学(1989年まで)。1988年佛教大学大学院文学研究科博士課程満期退学。1994年京都文教短期大学専任講師。1996年京都文教大学人間学部専任講師。現在、京都文教大学教授、博士(文学:佛教大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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