内容説明
本書は、奄美・徳之島を中心とした民俗音楽文化に関するフィールドワークに基づく論文集である。
目次
1 あそび(集団の掛け合い歌の世界―現地報告から;陶酔の醸成と様式化―「夏目踊り」にみる有機的な即興性;『田植歌』における三系統―歌の流通と様式 ほか)
2 ウワサ(「うわさ(ゴシップ)歌」の周辺―歌あそびの事例から
異人と歌―「うわさ歌」をめぐる人々
奄美の“うた情報システム”―「うわさ歌」の概念化と展開)
3 死(死と歌掛けの民族誌―シマ空間と歌;徳之島の葬歌―叙事歌・叙情歌の源泉;シマウタ生成の一過程―『やがま節』と『二上り節』の間 ほか)