内容説明
肥満は、高血圧、心臓病、糖尿病などいわゆる成人病の誘因となることはすでによく知られているところであり、この点からも、肥満傾向のあるものを早期に発見し、適切な指導を行うことは、成人病予防という観点からだけでなく、今後の国民の健康づくり事業を推進する上でも極めて重要な問題であります。このため、厚生省は「日本人の肥満判定基準の策定に関する研究班」（主任研究者船川やせを判定する目安）にいろいろと検討をお願いし、肥満、やせを判定する目安となる判定表・図を策定いたしました。本書が契機となって、国民の各層において肥満に対する認識が深まり、効果的な肥満指導が行われることによって、肥満に起因する各種慢性疾患の減少と健康づくりの一層の推進が図られることを心から期待します。
