短歌新聞社文庫<br> 埃吹く街 - 歌集

短歌新聞社文庫
埃吹く街 - 歌集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 138p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784803906899
  • Cコード C0092

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

46
#近藤芳美 #短歌 交叉路にたちまちにして白き雪君との道も別れ行くべし #返歌 二股の分かれ道にも雪つもり君と一緒に左に曲がろう #現代百人一首 #岡井隆2016/01/29

双海(ふたみ)

7
相聞「耳のうら接吻すれば匂ひたる少女なりしより過ぎし十年」「枯草の夕日に立てり子を産まぬ体の線の何かさびしく」2023/10/01

夏野菜

6
近藤芳美第二歌集。終戦直後の歌。終戦直後の知識人の思いと日常が歌われている。作者は製図技師として米軍基地で働く。時代背景がわからないとイメージがしづらい歌が多い気が。有名な『水銀の如き光に海見えてレインコートを着る部屋の中』なんかも、一筋の海と自分との間にあるのが焦土であるからこそ、活きる気がする。殊更、戦争の悲惨さや戦後の貧さを歌うのではないので、戦争を知らない僕らには理解しがたい。それでもこの手のリアルな戦後を理解しようとすることは大切な気がする。2014/04/17

浦和みかん

1
客観的、観念的な詠み方のようにも思えるが、それでいて面白いというのが不思議。戦後を詠った歌集としてもちろん面白いが、妻を詠った若き夫婦像もかなりよい。2016/10/05

ぷほは

1
「上野駅の夜の半ばごろ浮浪児らは踊る少女をかこみ集る」とかがいい。下の世代の寺山の、「広場さむしクリスマスツリーで浮浪児とその姉が背を比べていたり」とかと比べると、微妙な時代の変化が読み取れるようで。2014/03/23

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