内容説明
菅から岸田へと歴代政権が安倍色を上塗りしていく中、圧倒的な影響を与えたコロナ禍、東京五輪の強行的開催、そして能登地震に見舞われた国内。一方、世界ではロシアのウクライナ侵攻、イスラエルによるガザ虐殺など激変を迎えたこの5年間―SNS等の擡頭によって従来のジャーナリズムは果たして“オワコン”に堕するのか?メディアの現在とこれからの展望を拓く唯一無二の〈定点観測〉!
目次
2020(日本学術会議の任命拒否 10.10/20;進む国家管理 菅内閣のデジタル推進 11.14/20 ほか)
2021(菅政権のメディア戦略 01.09/21;SNS各社のアカウント停止 01.11/21 ほか)
2022(取材報道ガイドライン 01.08/22;表現の自由の原則と「劣後」 01.09/22 ほか)
2023(コロナ禍の言論状況 01.14/23;顔識別カメラの慣れと恐れと 01.29/23 ほか)
2024(能登半島地震 問われる報道の真価 01.12/24;忘れて、本当にいいんですか 01.14/24 ほか)
著者等紹介
山田健太[ヤマダケンタ]
1959年生まれ。専修大学ジャーナリズム学科/大学院ジャーナリズム学専攻教授、専門は言論法、ジャーナリズム学。日本ペンクラブ副会長。放送批評懇談会、自由人権協会、情報公開クリアリングハウスなどの各理事を務める。ほかに、日本写真家協会・名取洋之助写真賞選考委員、映倫・次世代への映画推薦委員会委員、日本図書館協会・図書館の自由委員会委員、神奈川県文化芸術振興審議会委員など。日本メディア学会理事、日本出版学会理事、日本編集者学会監事、BPO放送人権委員会委員、世田谷区情報公開・個人情報保護審議会会長、川崎文化省等選考委員副院長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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