内容説明
貧困、早婚、目を覆うような家庭内暴力と家庭崩壊、旧態依然とした体質の原住民社会―台湾原住民に対する既存のイメージを打ち破ってその暗い側面を明るみに出し、苦境にあっても屈することなく努力を続けるタイヤル女性・懐湘を描いた感動の長編小説!
著者等紹介
リムイアキ[リムイアキ]
里慕伊・阿紀。1962年、新竹県尖石郷カラパイ部落に生まれる。タイヤル族。国立台北師範学院(現、国立台北教育大学)幼児教育科卒業。卒業後は幼児教育に携わり、十余年にわたって幼稚園の教諭や園長を務めた。2001年からはタイヤル族の言語の普及と継承に力を注いでいる。新北市のさまざまな学校でタイヤル語の教師を務めており、近年は絵本のタイヤル語訳にも携わっている。そのかたわら、タイヤル語アニメでも声優として活躍しており、原住民テレビの『樹人大冒険』シリーズなどがある
魚住悦子[ウオズミエツコ]
1954年兵庫県相生市生まれ。大阪大学大学院文学研究科修士課程修了。文学修士。天理大学・武庫川女子大学非常勤講師。2022年10月、台湾行政院原住民族委員会より一等原住民族専業奨章を授与された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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