感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
68
井伏鱒二の詩集を英訳。 于武陵の漢詩”勧酒”の後半2行”花発多風雨 人生足別離”を”ハナニアラシノタトエモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダ”と訳した鱒二は素晴らしい。英語だとーWind scatters the petals.Life is nothing but saying good-bye." 2024/02/28
かふ
16
対訳というのが井伏鱒二の詩を英語に訳したのだった。漢詩を日本語にしたのは井伏鱒二なのだが、井伏鱒二の詩は反語的でそれが英語表現になると反語よりもユーモアという視点なのかと思った。そのへんが苦虫を噛んだようなというユーモアはなんだろうかと考えてしまった。アイロニーなんだけど明るさがある。やはりユーモアなのか?やせ我慢的なカエルだよな。2025/07/03
itsumiKshi
3
おまじなひには詩を書くことだ 井伏鱒二の詩を英訳で読んで、漢詩を井伏鱒二が邦訳して、さらに英訳もあって、なんと贅沢な詩集であることか。2023/11/01
しまちゃん
0
井伏鱒二の詩集をたぶん初めて読みました。英語の対訳がある詩集で詩を楽しみながら英語の勉強にもなって、面白かったです。日本語と英語で表現がこんなに違うんだという気づき、新たな学びでした。あとがきに書かれているように、井伏鱒二のおそらく自ら厄払いをしようとする市郡にふさわしいキーワードは、なんといっても「親しみやすさ」であるといっているように、作者の人柄がにじみ出ているように感じました。井伏の詩はおかしくてついくすっと笑ってしまうが、同時に薄気味悪い感覚に捕らわれます。2025/08/19