出版社内容情報
安西 水丸[アンザイ ミズマル]
著・文・その他
目次
第1章 遠くの町に来ています(仙台より;オスロより;博多より ほか)
第2章 夜の街に出てみました(石段下のバーで(代官山)
芝居のあとの、いい酒、いい肴(下北沢)
美女を並べて寿司を喰う(青山三丁目) ほか)
第3章 旅のスケッチを描きました(ベンガラの町(吹屋)
雪の町、運河の町(小樽)
温泉と東南アジアの民芸(河津) ほか)
著者等紹介
安西水丸[アンザイミズマル]
1942年7月東京生まれ。日本大学芸術学部美術学科造形卒業。電通、ADAC(NYのデザイン・スタジオ)、平凡社でADを経てフリーのイラストレーターとなる。朝日広告賞、毎日広告賞、紀文おいしいイラスト展特選、1987年日本グラフィック展年間作家優秀賞、キネマ旬報読者賞受賞。2014年、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はっせー
78
旅が好きな人や旅のお供に本を読みたい人におすすめの本になります!イラストレーターの安西水丸さんが日本や世界に行ったときのエッセイとイラストをまとめた本になります。「お元気ですか」から始まるから優しい物語。お元気ですかと読者を気遣うあたりがいい。旅にいくと自分が元気になるからおすそわけしているのかなって思った。またイラストがとても味があってちょっとまえの日本へ連れて行ってくれる。旅が本格化するいまの世の中。旅ってやっぱりいいなーと再発見出来る。皆さんもぜひ読んでほしい本になっている!2023/04/19
ツバメマン★こち亀読破中
20
「…ぼくにとっては遠足もはじめての町に友人を訪ねるのもみんな旅なのだ。」安西水丸さんが、遠い外国から、都内の居酒屋まで、旅の思い出を綴る。もちろんイラストも。そういえば、安西さんは「PRIDEの怪人」百瀬博教さんと仲がいいのでした。住む世界が180°違いそうな二人が喫茶店へ珈琲を飲みに行き、古本屋へ一緒に行く…そんな安西さんの交友関係の広さもいいなぁ。2022/11/23
コチ吉
10
安西水丸というと村上春樹の本の挿絵を描いた人くらいの印象しかなかった。図書館で目にして可愛らしい装丁と旅のエッセイなので軽く読めるだろうと借りた。絵も独特の味わいがあるが、文章も柔らかくてちょっと思わせぶりなところもあって、なかなか良かった。やはり旅に酒は付きものですね。2022/10/09
順子
8
現存する市川の麻生珈琲が出ていると知人に教えられて読んだ。最初の章は「旅」についてでとても良い。が、あとは「食」についてが主題になり、食傷…また言っちゃったけど、食レポを続けて読むのは個人的にどうも苦手。新聞のコラムや雑誌で週一とかで読むにはいいかな。ちょっと古い感性も(主に女性に関してね)私は好まない。京都の(今は違うだろうけど)食事批判は同意できる。麻生珈には行ってみよう。2024/03/10
hasebo
5
安西水丸さんの旅した町、事務所近くの夜の街、旅先のスケッチ。古きよき時代の青山、日比谷、四谷あたりのお酒の店でのくだりが好き。まだあるお店は、、どうだろう。2022/09/08